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2011年1月 3日 (月)

「レバノン」:戦車の中にも戦場あり

110103
監督:サミュエル・マオズ
出演:ヨアヴ・ドナット
イスラエル・フランス・イギリス2009年

ヴェネチア国際映画祭でcrown最高賞(でいいんだよね?)を取った戦争映画である。なぜか前売りが出てなかったので、千円の日に見に行った。(そう言えばパンフも売ってなかった)

1982年のイスラエル軍によるレバノン侵攻を背景にしてある一日を描いている。特徴的なのは、それに参加した戦車の中だけで全てが進み、カメラが一歩も外に出ることはないということだ。
戦車内は狭いので「引き」の画面もなく、観客には中がどういう構造になっているのかもよく分からない。しかも、床や壁はオイルだか汚水で常にビチャビチャしていて、あちらは乾燥した気候だからいいのかも知れないが、日本だったら絶対にカビやらサルマタケなんかが生えそう(> <)な状態である。

さらに乗っている四人の若い兵士はどうかというと、これが全くヤル気なしっdash 隙あらば口実をもうけて後方に帰り、無事に帰国したいとばかり考えているのだ。
新入りの砲撃手は肝心な時に役立たず、隊長は全然リーダーシップなく、部下は年上で反抗的である。あんまりな状態に、見ていて苛立ってきてしまう。こんなグダグダしたどうしようもないヤル気のない連中は、一度軍隊にぶち込んで根性を叩き直してやればいいのであ~る(*`ε´*)ノ☆
……あ、もう軍隊入ってるんだっけ、ナハハ(^o^ゞ

監督は『戦場でワルツを』同様に自らの体験を元にして作ったとのこと。従って、戦争の背景(当時のレバノンには十ぐらいの勢力が入り乱れていた?)とか、イスラエルの責任はどうよpunchというようなことは出て来ない。
ただ、一個人の立場から見た戦争の中の一日を切り取っただけである。が、こういうのもありかな、と思える。
見終った後は、ひたすら陰々滅々とした気分になるのであった。

砲撃手と隊長の役者の顔だちが似ているので時々区別がつかなくなる(特に後半)ので、ご注意よ。


窮屈度:8点
勇壮度:3点


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コメント

この映画、一昨日見に行ってきました。
正月早々見る映画では無かったかと思いましたが・・
でも、カメラがずっと戦車内にあるというのは面白い視点でしたね。

そうそう、顔が煤だらけになって以降、顔の区別がつきにくかったです(笑)

>窮屈度:8点
 勇壮度:3点

確かに!(笑)

投稿: アルチーナ | 2011年1月 4日 (火) 11時02分

正月向きでは全くない映画ですね~(^^;
私は一応、暮れに見てきました。師走向きというわけでもないですが……。

投稿: さわやか革命 | 2011年1月 5日 (水) 22時59分

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