「J・S・バッハ:管弦楽組曲 全曲演奏会」:改めてバッハ先生のむつかしさを実感
演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
2011年1月22日
久しぶりに来ました川崎ミューザ。BCJの管弦楽組曲で、しかもナチュラル・トランペット外人部隊を呼んだとあっては行かずばなるまいて
演奏順は1・4・2・3番。曲自体がそういう風にできているせいなのか?オーボエ、ファゴットといった管楽器が目立っていた。そしてもちろんJ・F・マドゥフ他のトランペット隊も神業プレイで、4番で登場して吹き始めた時は会場全体がホーッというどよめきが湧いた。そして音量が大きいにも関わらず、全体のサウンドに溶け込んで聞こえたのはさすがである。
一方、弦の方は寺神戸&若松というツートップなのに、全体に管楽器に比べて地味~(~_~;)な感じをぬぐえなかった。なぜだっ(?_?)
2番は菅きよみのラヴェルソに、チェンバロは鈴木(兄)御大自身が入って7人という小編成。いくら会場が大きさの割に聞こえがよいというミューザといっても、これはちょっと無理無理無理であった。
さて--以前にも書いたことがあるのだが、管弦楽組曲って有名な割にはコレっという演奏は少ないようだ。録音でも満足したのはほとんどない。今回、BCJでもそういう部分があったのはちょっと意外だった。
思わぬところでバッハ先生の一筋縄で行かぬところを見せ付け……聞かせ付けられたのである。
ところで、ブログ検索で他の人の感想を読んでたら、マドゥフ氏たちのトランペットについて大してうまくない、みたいなことが書いてあってビックリ(!o!)した。一体、もっとうまい奴というのはどこの誰だか教えてほしい……とコメント付けたろうかと思ったが不毛なのでやめた_| ̄|○
| 固定リンク | 0
コメント
お初にコメントします。PHILと申します。
そうそう、そのコメントには私もびっくりしました。きっと自分也の先入観念(トランペットとはこういうもの)があって、それと違うものは全く耳が受け付けないんでしょうね。
投稿: PHIL | 2011年2月12日 (土) 12時19分
そんなんで、あそこまで言い切るんですねー。
同じような過ちをしないように自戒(-"-)であります。
投稿: さわやか革命 | 2011年2月13日 (日) 21時45分