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2011年3月 7日 (月)

アカデミー賞授賞式雑感

ようやくTV放映を録画しといたのを見終わりました(@_@;)
今年の受賞結果はほとんど下馬評通りで波乱なし。ただ、監督賞はD・フィンチャーに行くという意見がほとんどだったのに、『英国王のスピーチ』に行っちゃったのねえ。いきなり、もっと若い世代(38歳)の監督へ……。これで、フィンチャーがギョーカイでは好かれていないというのが確定か。
結果については《海から始まる!?》のこちらこちらの記事が参考になります。

一番心配したのは長編アニメーション賞が『トイ・ストーリー3』じゃなくて、猛追してた『ヒックとドラゴン』になるんじゃないかということ。
でも取れてヨカッターヽ(^o^)丿
もっと良かったのはランディ・ニューマンが同作で歌曲賞受賞\(^o^)/バンザーイ
20回もノミネートして受賞は2回め でも、実は候補から『バーレスク』が外れた時点で本命になってたらしい。あとハッキリ言って、歌曲賞ならもっとふさわしいのがこれまでに幾らでもあったと思うがな((+_+)) まあ、メデタイってことで。
それから『インセプション』は、SF・ファンタジー系作品で高い評価のものは、主要賞はなくて技術系の賞をやって穴埋めという従来通りのパターンであった。

授賞式自体は司会のアン・ハサウェイきれい ドレスもとっかえひっかえでいずれも似合ってた。もう一人の司会のジェームズ・フランコとは夫婦漫才みたいだったけど、別に彼じゃなくてもよかったような……(v_v)

そんな中で唯一の爆弾炸裂は助演女優賞。まずプレゼンテーターのカーク・ダグラスが登場。御年93だか94歳で、あら、生きてたのね~状態である。しかもアン・ハサウェイに向かって「ベッピンやのう~。ワシがもっと遅く生まれとったらよかったのに残念じゃわい」(←ちょっと意訳してみました)
発表直前になっても「ワシは3回ノミネートされたが貰えなかった」とチクリ、さらに「ところで--」と繰り返して引っ張る引っ張る。私がマイケル・ダグラスだったら「親父頼む、消えてくれ~(>O<)」と言いたくなるだろう。

賞を獲得したメリッサ・レオが壇上に上がると恐ろしいコーフン状態。何を言っているのかワカランという中で、TV放送で言ってはいけないFで始まる4文字言葉を口走ってしまったのであったよ。ほとんど本命視されていて他の映画賞も取っていたのにどうしてこうなる? まさか演技とも思えんが。

その他のほとんどの受賞者のスピーチは名前の羅列で詰まんなかった。
例外は脚本賞のデイヴィッド・ザイドラー(『英国王のスピーチ』)--「73歳というのは脚本賞では史上最年長らしい。これからも記録を伸ばしてほしいね」。続けて「女王陛下に感謝。メリッサ・レオみたいな汚い言葉をたくさん使ったのを認めてもらって」
早速、言われちゃったーですかね。
同じ監督のトム・フーパーのスピーチは格調高かったが、最後に笑わせるオチがあってよかった。

そして、ランディ・ニューマン来た来た━━━('∀')━━━!!
「20回ノミネートで2度目じゃ確率は高くないな」「あんまりノミネートばっかりなんで、候補者を集めたランチはランディ・ニューマン・チキンて名称になるかと思ったよ」「名前の羅列は見苦しいからやめろと忠告されたんだ。名前を言いたいんだけどね、でも言わないよ、見苦しいから。だけどピクサーには6本もの作品で付き合いがあるからねえ」
結局名前を出したのはピクサー以外には、監督とミッチェル・フルーム(曲のプロデュースをやった?)だけだった。
「歌曲賞ノミネートが5作ないのはどういうことだい。撮影賞だって5作あるのに」と苦言を呈したと思ったら「でも、候補作が増えたら受賞できなかったかな」……正直に言っちゃってます
ということで、10年後ぐらいに30回目のノミネートで3回目の受賞をよろしくお願いします(^人^)

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