「ビクトリア没後400年に寄せて~そして、光の彼方へ」
演奏:アンサンブル・ビクトリア
会場:同仁キリスト教会
2011年8月6日
坂の上の小さな教会で行われたコンサート。
会場はこじんまりした空間だが、満員で補助椅子まで出たのには驚いた。
ビクトリアと言えばスペインの作曲家--と思っていたが、二十年近くローマで音楽活動していたというのはちとビックリ。小品もあるが、今回の聞かせどころはやはり「第四旋法のミサ」と「死者のためのミサ」か。
編成はソプラノ3、CT1、テノール・バスが2ずつである。会場が小さいので、この人数でもかなり声が迫って聞こえる。
私はシロートゆえ歌手の技量等はよく分からんけど、ルネサンス期のポリフォニーの綾や華麗な曲の展開を十分に堪能した。
とはいえ、このように正統的なアプローチには、今一つ心惹かれなくなってしまったなあと個人的に感じたのも事実であったよ。
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