「ロッキー・ホラー・ショー」:煮ても焼いても食えない怪作
作:リチャード・オブライエン
演出:いのうえひでのり
会場:サンシャイン劇場
2012年1月27日~2月12日
「ロッキー・ホラー・ショー」といえば、映画を今は無き大塚名画座で××年前に見たことがある。当時はビデオさえない時代だったから、マニアは繰り返し名画座に通って覚えたのだろう。
このカルト・ミュージカルをいのうえひでのり演出、古田新太が主役で舞台版をやるというので見にいってみた。
新感線風の破天荒な舞台を期待して行ったが、そもそもオリジナルが破天荒な設定でストーリーはあって無きが如し--なのに作品としてのフォーマットは固まっているので、これ以上どう変えようもないのだった。
だから期待以上のものはなかった。いや、面白かったけどね(^_^;)
一つ謎(?_?)だったのは、曲の歌詞が何を言っているのかほとんど分からなかったこと。日本語のはずだが、英語のようにも聞こえ、耳を英語モードにしてもやっぱり分からない。原曲が英語なのを、日本語の歌詞を付けているからだろうか?
さて、この度の上演に当たって、最大の問題となるのは果たして古田新太の肉体があの衣装に入るかという事であったが、ダイエットしたらしくちゃんとおさまっていた
もっとも、友人は「横からはみ出しているのは、あれは絶対に肉だ」と主張していたのだが。
リフ・ラフ役は岡本健一がやっていたが、歌もダンスもそつなくこなし、こんなにデキる人だったのかと認識を新たにした よくよく考えればもう中堅どころの役者なのであるよなあ。
客は年季の行った「ロッキー~」ファンといった人が結構いた。なかなかに異様な迫力であった。
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