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2012年3月20日 (火)

「真鍮の評決」上・下巻

120320
著者:マイクル・コナリー
講談社文庫2012年

オフィスを持たず「リンカーンに乗って移動する弁護士」を主人公にしたシリーズ2作目。前作は、米国の弁護士業界のあれやこれやでビックリ(!o!)みたいな要素がたくさんあって面白かったけど、そんな褒めるほどのもんか?という印象であった。
この作品ではその時の事件で怪我をしたのが原因で一度はヤク中になり、ただ今リハビリ期間につき復帰準備中状態のところから始まる。

そこへ知り合いの弁護士が殺されて、その事件が丸ごと主人公へ委託されることになってしまう。その中には、全米騒然大注目の映画プロデューサーが容疑者の殺人事件があったから大変だ~bomb
彼は大事件と弁護士殺人の謎の双方を抱え込むことになるという次第。

ここで注目なのは、同じ作者の別シリーズの主人公刑事ボッシュが登場することである。ボッシュが弁護士殺人の事件を担当することになって、主人公の周囲に出没する。(ファンなら主人公とボッシュの関係はご存じの通り)
また、さらに別のシリーズの主人公・新聞記者のマカヴォイも登場するが、こちらは顔見世程度で全く活躍しない。もしかして、登場させたはいいが作者はうまく活用できなかったのだろうか?

謎解きの部分はもちろん、殺人事件の容疑など気に留めてない尊大な映画プロデューサーや、ショーと化した陪審員裁判などアレレtyphoonな内幕も面白い。

米国ではボッシュのシリーズよりもこちらの方が人気が出て来ているとのこと。最近は海外ミステリの出版がかなり低調になってきているそうなので、ブックオフで買ったり図書館で借りたりせず、直接購入しましょう(^_^;)。二冊で映画ロードショー料金と大体同じ。下手な映画よりずっと楽しめるのは確か。

ところで、一作目は映画化されてマシュー・マコノヒー主演で昨年公開されたんだけど、日本ではその後音沙汰なし。一体どうなったのよ(?_?; 公開されないんだったら、ビデオを出してほしいぞ。


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