スコラ・カントールム第21回定期演奏会:ラッスス対バッハというわけじゃないけれど
野中裕率いるこのグループ、定期に行ったのは数年ぶりである。セミプロ&アマの合唱団(でいいのかな?)で、器楽についてはプロが参加するという形を取っているようだ。
今回は前半がラッススで、後半はバッハのモテットという構成。ラッススはなかなか聞けないので行ってみた。
合唱は各声部6~8人。ソプラノだけ12人という編成である。ラッススは「シビラの預言」と「レクイエム」をアカペラで歌った。
前者は12人の巫女が聖母マリアと救世主の誕生を預言するという形で、序曲+12回フレーズが繰り返される。どのように成立したのかもよく分からない曲らしいが、神秘的かつ晦渋な曲調で終始する。それがラッススの宗教曲らしい?と言えるだろうか
レクイエムの方は流麗な合唱曲だった。
そこから後半バッハのモテットへ行くと、なんとも人間味あふれた感情豊かな音楽だと感じてしまった。会場の雰囲気も一気にほぐれるのであった(^^♪ いやー「シビラ」の時は皆さん固まってましたからなあ。
アンコールを練習する余裕がなかったということで、最後はモテット225番の最後の合唱を繰り返して終わった。
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