東京文化会館ポピュラーウィーク2012「小倉博和×大貫妙子」:文化会館に謎のノイズ発生
「クラシックの殿堂」東京文化会館の小ホールでポピュラーの分野のアーティストのアコースティック・ライブを行うという企画、ここ何年かやっているらしい。
この日は山弦の小倉博和が中心のユニットに、大貫妙子をゲストに迎えるという形を取っていた。もっとも昨年末の大貫妙子のライヴに小倉博和は参加していたし、他のメンバー(林立夫、フェビアン・レザ・パネ)も同様である。(他にサポートに藤本一樹という人も入った)
ただ、その割には客の入りが悪い……のは何故(?_?) 後ろの階段状の部分は空席が目立った。会場が会場だけにクラシック・ファン向けにしか宣伝してなかったのか? 渋谷の公演は満員だったのにさ。年齢層も高めだったし。
小倉博和のギターソロから始まって、ター坊が入って歌もの、バンドだけのインストゥルメンタル、それからフェビアン・レザ・パネのピアノ・ソロ(この時は生音だけで演奏)もやった。
パネ氏は実は芸大出身とのことで学生時代にクラシックの伴奏で、このホールで弾いたことがあるそうな。そうだったのか……
それに対し、小倉氏が「僕は国士舘大学で--」と返すと会場からは驚きの「エ~ッ」の声が上がった。私も知らなかったのでビックリ。学生時代もその髪型をしてたのかスルドク問い詰めたいところである。
さて、途中でハプニングが起こった。「SNOW」で小倉氏が弾きながらどうも椅子から立ち上がったり座ったり中腰になったり--何してるんだろうと思ううちに、ター坊が歌詞をド忘れ。飛ばしてすぐに歌い始めたんだけど、続かずに遂に途中でやめちゃったのだった。過去に歌詞を飛ばして歌う事はあったけど、こんなのは初めてだ~(!o!)
なんでも、ノイズが聞こえて来て気になって、そうなると頭の中が白くなって歌詞も消えてしまうとのこと。小倉氏が変な動作をしてたのもギターの方でノイズが聞こえてたらしい(客席の方には全く分からず)。
ギターを交換してまた最初から歌い直して今度はオッケーだったが、途中でライティングが突然変わったりしてどうも変だった。
ノイズといやあ、天井にこの企画のために取り付けた照明があったのだが、時々ミシッという音が聞こえてくるのが不気味 地震が起こったら落ちてくるんでは(@_@;)と不安になってしまった。
まあでも、その後は何事もなくスムーズに進み、予定になかったらしいアンコールの二曲目「突然の贈り物」をやってくれたのでヨカッタ(*^^)v
それ以外では、北原白秋の「この道」を聞けたのが嬉しかった。映画の「マザーウォーター」の主題歌は初めて聞いたような(多分)。
ところで、少し前に同じ会場でチェンバロ一丁のコンサートを聞いた耳からすると、ピアノとパーカッションと生ギターはPAシステム使わずとも充分だったような気が……
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