「パーセル 1 その音楽と生涯」:一つだけじゃないパーセルの顔
演奏:メディオ・ジストロ
会場:近江楽堂
2012年6月9日
これは「日本ルネサンス音楽普及協会」という団体が主催した公演。第48回例会だそうである。
演奏者はリコーダー古橋潤一、ヴァイオリン山内彩香、チェロ西沢央子、チェンバロ能登伊津子というメンツだ。普段はスペインやイタリアの曲を専らやってるとのことで、英国音楽はあまり縁がない。古橋氏が「パーセルはわりあい(^o^;)好きです」などとうっかり口を滑らしてしまう一幕もあった。
パーセルというと一般には声楽の方が有名のようだが、この日は器楽曲オンリーのプログラムだった。短い生涯ながら数多くのそしてジャンルも広範囲の作品を残しているだけあって、このような少人数向けの曲も事欠かない。(もっとも編成によって編曲したとのこと)
鍵盤ソロから、4人によるソナタまでメンバーが出たり引っ込んだりして様々な曲を演奏した。
印象に残ったのは、チェンバロの音が粒だって聞こえた「組曲第7番」、強固に反復するチェロの上にリコーダーとヴァイオリンが乗っていく「グラウンド」だった。ソナタ曲でもチェロの西沢女史は活躍していた
声楽だけではないパーセルを楽しめた一夜であった。
タイトルに「1」と付いているゆえ、このシリーズ数回に渡って続くらしい。次回も期待であ~る。
ところで、冒頭や最後に協会の人(会長?)が挨拶&解説したのだが、その度に席を立って外に出る二人の男女がいたのは驚いた。まるで声を聞くのも拒否してるみたい 内紛ですかなっ(~o~;)
家に帰って、かなり昔買ったロンドン・バロック演奏の「3声のソナタ集」と「4声のソナタ集」を久しぶりに引っ張り出して聞いてみた。
こりゃ名曲じゃないですか~\(◎o◎)/!
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