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2012年7月14日 (土)

「サニー 永遠の仲間たち」:女子会ランチは亭主元気で留守がよい、金は出しても口出すな

120714
監督:カン・ヒョンチョル
出演:ユ・ホジョン、シム・ウンギョン
韓国2011年

予告を見て面白そうに思ったのと、使われている音楽が懐かしかったので行ってみた。
主人公は専業主婦で一人娘がいる。ダンナの稼ぎはいいらしく、立派な家に住みハタから見れば優雅な暮らしである。しかし、何か悶々とするものを抱えているようだ。
そんな折に、親が入院している病院で高校時代の親友に出会う。

その後、高校で同じグループにいた仲間たちを集めようとする現在と、過去(1986年)の学校生活の回想が交互に描かれる。
高校時代はハツラツ元気だった少女たちも、25年も経てばその後は色々だ。暮らしぶりも家庭環境も違っている。
過去の「事件」を乗り越え、往年の友情が復活し、果たして全員が集まれるのか?

--と書くとシリアスそうだが、実際見てみるとかなりコメディ・ベースである。笑わせた挙句にホロッと泣けるみたいな調子だ。「韓国版樹村みのり」を期待して行った私は、ちと調子が狂ってしまった。
病院の大部屋で全員が韓国ドラマに見入っているなんて場面はかなり笑えるが、少女のグループ同士のタイマンとデモ隊対機動隊の衝突を重ねるところなんかは「そこまでやるか~dash」という気もする。

路上待機中(?)の軍隊の皆さんがビン入りの牛乳を飲んでいるのは笑ってしまった。今だったらペットボトルだろうが……。そういう細かい部分は手抜きなしのようだ。
それから、日本だと「高校生はお化粧禁止ban」みたいな調子で「整形禁止danger」というのはお国柄か(@_@;)
高校生時代もオバサン世代もそれぞれ女優さんたちは好演である。

意外というか驚いたのは、高校以後から現在に至るまでのヒロインの過去--夫と出会って子どもが生まれて、などなどの描写がすっぱりと切り落とされていることである。それはほとんど彼女の人生の本質に関係がないかのようにだ。

思えば、この物語はヒロインの旦那が出張中に展開される。冒頭で、彼女は出張期間中の生活費にとかなりの(多分)現金を渡される場面が出てくる。
旦那の不在中に、その金を手に人生の中間部分の欠落を埋める彼女の行動は、あたかも昼間のランチだけ満員状態のレストラン(なぜかデザートが二種類出る)を埋める中高年女性のようである(夜は旦那が帰ってくるから家を空けるわけにはいかないので、そういうレストランは閑散とする)。
もちろん、楽しめて元気が出る作品だとは思ったが、私としては夜の部(酒bottle)も必要なのよ( ^^)/▽☆▽\(^^ )

冒頭と終盤でかかる印象的な「タイム・アフター・タイム」はどこかで聞いた歌手のヴァージョンだなあと思ってたら、タック&パティだと映画館を出た後に思い出した。CD持っていてさんざん聞き倒した曲だったのだ。


亭主度:0点
女子度:9点


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