「テレマンのリコーダー音楽」:夏の夜の笛
演奏:田中せい子、ダニエレ・ブラジェッティ、広沢麻美
会場:近江楽堂
2012年8月21日
田中&ブラジェッティのリコーダー演奏は過去に二回聞いている(これとかこれ)。
今回はチェンバロが加わってテレマンのトリオソナタ中心のプログラムであった。
テレマン自身もリコーダーを好んで演奏したということで、他の作曲家よりも作品が多い。ゆえにリコーダー奏者には心強い味方な音楽家なのであった。
その作品群を色々と編成を変えて、ある時はボイスフルート使用したりと演奏。一曲だけ、チェンバロ独奏はヘンデルだったが、広沢女史によるとテレマンのチェンバロ曲を探したけど、どれも今一つなので……(^^;ということだった。
各楽章にソクラテスの悪妻やローマ神話に登場する女性の名が付けられているソナタなんてのもあった。なぜそんなタイトルを付けたかは不明(?_?)
演奏は田中女史が鋭く踏み込めば、ブラジェッティ氏は鷹揚に受けとめるといった印象だった。
テレマンの溌剌としたリコーダー曲の魅力が楽しめたコンサートだったといえるだろう。会場の大きさもピッタリ。これより大きいと曲のニュアンスが消えてしまう恐れあり。
アンコールのクヴァンツの曲はテレマンとはまた違った「笛」空間が感じられて、印象的であったよ(^^)
この日は近江楽堂というよりオペラシティのビル全体が冷房きき過ぎのようだった。節電はどうなった
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