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2012年8月 7日 (火)

「ブラック・ブレッド」:大人の困惑、子どもの嘲笑

120807
監督:アウグスティ・ビリャロンガ
出演:フランセスク・コロメール
スペイン・フランス2010年

前半はスペイン内戦を背景に子どもが主人公で妖怪が出没--となると、どうしても思い出すのは『パンズ・ラビリンス』だろう。
後半は醜い大人の世界の現実が露わになり、少年が変貌していく--となれば、『瞳は静かに』を連想しちゃう。

内戦によって堕落した大人社会の虚偽を撃つ! その意図やよしっgood 映像も不気味さ満載で結構(*^^)v
が、そりゃ確かに正論なんだけど……正論だからって面白く感じるわけじゃないのが困ったところ。

加えて後半、事件の鍵となる重要な人物が、それまで言及もなくセリフの説明の中に突然出現したのには困惑した。DVDで見てたら「えsign02なになに(?_?;」と巻き戻して二、三度見直さないと分からないような感じだ。もう少し前から伏線うまく張っといてくれ。

そのことに表れているように、子どもはともかく大人たちの描き方にまったく深みがなく、ただ言葉で「過去は反政府の闘士で云々」などと説明されていて、はあそうだったんですか(=_=;みたいな印象しか生まれない。
それで、人物に対する共感も反感も何も感じないのであった。

他の人の感想見ると、みんな絶賛なんだけど(@_@;) スペイン国内でも高く評価されて賞を幾つも取ったらしい。
材料はケチが付けようがないが、料理の仕方や味が個人的に気に入らないのでどうしようもないというのが結論である。


子ども点:7点
大人点:4点


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