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2012年8月23日 (木)

「死刑弁護人」:晴れのち曇り時々死刑

120823
監督:齊藤潤一
日本2012年

見ようか迷っていたが、上映期間が延長になったのでようやく行く気になった。サービスデーだったせいもあるが、客席が7割がた埋まっていたのには驚いた。しかも、若い女性も目に付いたのは意外。

多くの凶悪犯罪を弁護して「悪魔の弁護人」と呼ばれる安田好弘弁護士を密着取材したドキュメンタリー。元々はテレビ用に作られて放映されたのを、映画として公開したものらしい。

安田氏が担当した死刑事件を紹介しつつ、ご当人がそれについての様々な意見や反省を述べるというのが基調だ。オウム事件や和歌山毒カレー事件など--古いものを思い返せば、そういやそんな事件もあったななんて考えも頭をかすめる。無関係な人間にとっては忘れかけた過去だが、当事者まだ再審請求中だったりする。
また、ほとんど事務所に寝泊まり状態の毎日など悲惨な(?)私生活の一部もうかがえる。


インタビューを受けて「どんな悪人でも更生する」とハッキリと断言したのには正直驚いた。個人的には私は到底そんなことは信じられないが……(ーー;)
どうしてそこまで断言できるようになったのか?そこら辺を詳しく知りたかったが、そういう方向には行かなかった。その点では安田氏という人物自体にはあまり迫れていないという印象だった。つまり、彼がどういう人間なのかは依然として謎である。

さて、どんな極悪人だろうと弁護人がいるのは当然だ。いかなる理由だろうと、弁護を引き受けただけで非難されるなどという状況はおかしい。弁護人の引き受け手がいないなどという状態(オウム裁判がそうだったらしい)となれば、そもそも法治国家としての根本を突き崩すような事態となるはずだ。法治国家でなくてもいいのかsign02

そんな事をつらつらと考えながら映画館を出たのであった。


悪魔度:3点
弁護人度:10点


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