バッハ・コレギウム・ジャパン第99回定期演奏会:1735年、その時バッハは
ライプツィヒ時代1730~40年代のカンタータ3
会場:東京オペラシティ コンサートホール
2012年9月17日
いよいよ教会カンタータ全曲シリーズも押し詰まってまいりました(^O^)/
今回のソリストはハナ・ブラシコヴァ、ダミアン・ギヨン、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイという組み合わせだった。
器楽の方ではトランペット&ホルンではJ・F・マドゥフ組が参加である。
冒頭のオルガン独奏は今井奈緒子が担当。バッハの「プレリュードとフーガニ短調」のフーガの方は無伴奏ヴァイオリンのソナタのオルガン版で、鍵盤になるとこう聞こえるのかという差異が面白かった。
BWV197は婚礼用の曲。続いて鈴木氏の注釈つきで始まった197aは前半は楽譜が散逸し歌詞しか残っていないクリスマス用の曲で、後半だけという変則演奏だった。ここでは197とは歌手のパートや楽器が変わったヴァージョンが登場する。
どちらも華やかかつ、心穏やかで平安さが感じられる曲調だった。
しかし、後半最初のBWV14は全体的に変わった珍奇な曲という印象だった。唐突に始まる合唱はなんだか様々な音がバラバラに響いてくるのを、かろうじて一本の糸に宙ぶらりんになりつつとどまっているようだ。
二曲あるアリアはそれぞれソプラノとトランペット、バスとオーボエがソロを取るが共演というより、競い合っている風である。
それがまたスリリングに聴こえるのだ。バッハ先生、1735年にはこんな曲も書いていたのですね\(◎o◎)/!
全体的に歌手はP・コーイが目立っていたもよう。G・テュルクはレチ一曲と二重唱の片割れだけで出番が少なくて残念でした。
ティンパニは女性だったが、その名前が杉下りずむ……芸名?それとも本名(@∀@)
隣席のスマホ男を回避するため、今回は入場前に席を交換してもらった。次回もか
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