合唱団スコラ・カントールム第22回定期演奏会:バッハ先生コワ過ぎです
昨年の演奏会ではラッススとバッハという組み合わせだったが、今回はパレストリーナのミサ曲とバッハの息子ヨハン・クリストフ・フリードリヒのモテットと、バッハ御大のカンタータ4番と78番である。
合唱団自体はアマチュアらしいが、独唱者二人(大貫浩史、浦野智行)と器楽の方はプロで豪華客演陣といったところか。ヴァイオリンは桐山建志、大西律子、原田陽など。オルガン今井奈緒子、オーボエは三宮&尾崎コンビ。ヴィオラの一人は上田美佐子……って、あのジョングルール・ボン・ミュジシャンでフィドルをガシガシ弾きまくってた人ではないすかw(☆o◎;)w 顏見ただけでは同一人物とは思えませぬ。
冒頭のパレストリーナは完全なアカペラで柔らかめな響きで気持ちよい。ただ、気持ちよいまま通り過ぎてしまいそうな所が却って難かも。外は寒かったが会場内はポカポカなんで沈没しかかりそうだった。
バッハ息子のモテットは親父の作品の引用なんかもあって、笑って聞くべき曲といったところか(内容はもちろん真面目ですが)。
バッハ親父のカンタータの前にBWV4と同じコラールを元にしたベームのオルガン曲を今井女史が演奏した。これは本来はオルガンのペダルのパートを、櫻井茂氏がコントラバス(バス・ド・ヴィオロン?)で代わりに弾くという、面白い試みだった。錆びれた低音がなんだかしみじみとした情感を醸し出す。
カンタータ4番はアリア等がない、コラールを元にした合唱中心という曲である。歌詞の内容に密接に沿った曲作りがされているというのが聞いててよく分かった。
78番の方は、本来ソプラノ・アルトの二重唱で歌われる第2曲目をコーラスが担当した。正直あの、つんのめるような曲調はやっぱり2人の歌手でやった方がいいなと感じたのは事実であ~る。なんかつんのめるというよりはジョギングっぽかった(^_^;)
その後のレチとアリアは独唱者が歌ったたのだが、聞いていてどうもテノールの人は好調とは言い難いようだった。当方トーシロなんで、今日だけの事なのか元々こういう人なのかは判断付かないけど。
そこで、バッハで一番恐ろしいのはアリアよりレチの方かと思い知ったのであった。その時の歌手の全てが露わになってしまうという意味でだ。コワイね~(>y<;)
というわけで、バッハ先生3K説--コワイ、キツイ、キビシイってことで決まりでしょうか。
この会場に来たのは数年ぶり。ホール自体はいいんだけど、駅から歩くと15分ぐらいかかるんで、どうも敬遠してしまうのだった。トイレがホール外にあってしかも和式なのにはマイッタである。休憩時には女子の長~い行列ができていた。
会場内はかなり暑くて大汗をかくほどだったが、帰りの電車は暖房がついてなくて寒かった。なんとかしてくれ~(>O<)
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コメント
トイレはもちろん洋式もございます〜。
投稿: 通りすがりの三鷹人 | 2013年2月18日 (月) 21時03分
次に行った時には洋式に当たりますように(-人-)
投稿: さわやか革命 | 2013年2月19日 (火) 07時12分