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2013年5月28日 (火)

イタリア映画祭2013「家の主たち」:疑問符大爆発

130516
監督:エドアルド・ガブリエリーニ
出演:ヴァレリオ・マスタンドレア、エリオ・ジェルマーノ、ジャンニ・モランディ
イタリア2012年

伊映画祭二本目は歌手のジャンニ・モランディが出演、というのが話題になった本作。
タイル張り職人の兄弟が、故郷の田舎町で引退生活を送っている元スター歌手の屋敷の修繕のためにやってくる。

町は閉鎖的で、若者世代はもとより中年・老年も鬱屈したものを抱えている様子だ。さらに自然保護問題で歌手と町民はもめているようである。
歌手の妻は病気(脳梗塞か?)で身体が不自由のようだが、どうも見ていると何か様子がおかしい……。

屋敷の内外でトラブルの種がくすぶっていたのだが、兄弟が来たせいで爆発してしまう。もっとも、その爆発の仕方があまりに性急過ぎる。あれよあれよと陰惨な事件が重なり過ぎて、衝撃的で驚くというよりはそこまでやるかーsign02と疑問に思ってしまうのだった。
一応伏線らしきものは張られているんだけど、それでも脳内で疑問符が爆発してしまうのであるよ(@_@;)
そして「やり過ぎ」のままエンディングを迎えるのである。

屋敷内部の問題と外の問題がそれぞれ描かれていても、この二つがうまく絡んでいるようには見えなかった。

兄の方が弟に「50歳にもなってその振る舞いはなんだ」となじられる場面があって、本当にこの兄がイタ過ぎなのだけは納得いった。だって、息子ぐらいの歳の若者と張り合おうとするのだよ(+o+)

座談会で監督が喋っていたことをちょっと書いてみる。
*すごい役者(兄弟を演じている二人など)が多く出演してくれた。
*モランディは有名な歌手。もう長いこと歌っていない。「好青年」の印象が残っているが、ひどい男を演じてくれた。
*村の周囲の森林の描き方はちょうどデヴィッド・リンチの「ツイン・ピークス」を見ていたので、影響を受けた。


説得度:5点
衝撃度:6点


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