「2本のリコーダーによるトリオソナタの旅」:時空を旅する楽器
演奏:山岡重治、太田光子ほか
会場:上野学園石橋メモリアルホール
2013年6月16日
一昨日のダン・ラウリンのリコーダーに引き続き、今度はリコーダー・デュオ公演である。
山岡・太田師弟ペアに平尾雅子のガンバという夫婦共演プラスチェンバロ桒形亜樹子という4人だ。これまたCD発売記念である。
タイトルの「旅」というのは独・伊・仏の他に「歴史の旅」も含まれているようで、冒頭は初期バロック曲から始まり、その後は18世紀に活躍した作曲家の作品(ヘンデル、テレマン、サンマルティーニなど)が中心に演奏された。
それも全てソナタ形式ばかりの選曲である。山岡氏がトリオソナタへのこだわりを語る場面もあった。
リコーダーやガンバの初期から後期バロック時代への変化の解説などもあり、勉強にもなりました(^J^)
老練な山岡氏と溌剌とした太田女史、師弟といえど異なる個性の笛がうまく溶け合った二重奏を中心とした、まさに「トリオソナタの愉しみ」を満悦できた。
オトテールの曲がいかにも宮廷風で愁いを帯びた曲調が耳に快い。アンコールはルクレール。
この日はムシムシして微妙な暑さの日。例のごとく、開演ギリギリにかけこんだら中は涼しくて気持ちい~い 気持ち良すぎて沈没しかけた瞬間も……いかんいかん(>_<)
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