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2013年8月 9日 (金)

「モンテヴェルディ--愛の二態 聖母(マリア)と愛神(アモーレ)」:聖と俗はコインの裏表

130809
演奏:渡邊順生ほか
会場:サントリーホール・ブルーローズ
2013年7月30日

I教授こと磯山雅が企画・監修したモンテヴェルディの「小編成のアンサンブルによる宗教声楽曲と世俗マドリガーレ」公演。ちょうど一年前に「聖母マリアの夕べの祈り」をやった流れで企画されたらしい。

前半の宗教曲は5曲、後半の世俗曲は同時代の作曲家の器楽曲を交えながら、8曲だった。歌手は6人で、器楽4人という少人数体制だった。渡邊順生は前半オルガン、後半はチェンバロを演奏。他はヴァイオリン2、ガンバ1という編成である。
それから、磯山教授は何度もステージに上がって解説をした。字幕も担当したのと事だったが、スクリーンが舞台の片方だけで、しかも高さが足りなかったので人の頭でほとんど見えなかった。真ん中の上方に出さないと無理っぽい。

「聖母マリアの~」には「マニフィカト」が二ヴァージョンあって、この日はあまり演奏されないという6声の方をやった。6人が入れ代わり立ち代わりのして歌い、濃厚な響きに乗って情動が直線的に伝わってくる。大変、聴きごたえがあって感動したっ!(^^)!
その前にテノール二人(櫻田亮&谷口洋介)が歌った「サルヴェ・レジーナ」も聞きほれました。

世俗曲の方も途中ブラボー飛ぶのが納得の演奏だった。
それにしても同じバロックとはいえ、後期バロックの華麗なる歌唱とは全く異なる世界である。

歌手の男声陣はほとんどがラ・フォンテヴェルデと重なっているが、女声二人が違うとかなり印象が違って聞こえる。二人とも清澄なソプラノで、特に阿部雅子という人は博士論文を「ポッペア」に関して書いたという専門家である。しかし、個人的な好みで言えばもっと官能性が欲しかったかなあと思えた。

終演後は満足して帰った。満足じゃなかったのはサントリーホールの客入れ。ここに来たのはウン年ぶりというぐらいに久しぶりだったが、開場まで客を列作らせて戸外に並ばせて、空模様不穏なのに雨が降ってきたらどうすんだよ(-"-)ってなもんだった。
それも大ホールとブルーローズそれぞれ長蛇の列になってて、間違えて並んでいる人も多かった。毎回こんなことやってんのかねsign02


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