「スティーブ・ジョブズ」第1巻
W・アイザックソン原作のジョブズの伝記をヤマザキマリがマンガ化--と聴いた時は耳を疑った。全く両者に関連があるとは思えなかったからである。
もっとも、私はジョブズについては「アップル創ったえらい人」ぐらいの知識しかないのだが……(^^;ゞ
第1巻は子ども時代からS・ウォズニアックとの出会い、大学をドロップアウトしてアタリ社に入り、インド放浪までが描かれる。その合間に、アイザックソンとジョブズの回想と対話が挿入される。
つくづく、こんな人間が傍にいなくてヨカッタ\(^o^)/と思った。まあ、それが天才たる所以ではあろうが、歩く迷惑みたいな人である。
それにLSD、スピリチュアリズム、ドロップアウト、東洋主義--という、ある意味、当時の定型を通ってきた人なのね。
まあ、そういう人物を距離を置いて冷静に描いているマンガである。
絵のタッチについてはこれまでとは少し違う。「ヤマザキマリがここまでマンガがうまいとは思わなかった。すみません。」と漫棚通信さんがツイッターでつぶやいていたが、全くその通りである。
なお、米国では伝記映画も公開。さらに話題を呼ぶに違いない。
ただ、「ジャコモ・フォスカリ」の方はどうなるのだろうか。こちらも続きを読みたいのよん
各章の終わりに、ヤマザキマリ個人の感想のようなひとコマ、ふたコマのマンガが付いていてこれが面白い。
←この子ども時代のジョブズがまるで「オーメン」のダミアンみたいな目つきなのが笑える。
【追記】漫棚通信さんの感想出ました。
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