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2013年8月11日 (日)

「優しい森よ」:明朗と憂鬱の狭間

130811
響き合う声が織りなすダウランドのタペストリー
ジョン・ダウランド生誕450年記念シリーズ第3回
演奏:つのだたかしほか
会場:ハクジュホール
2013年8月3日

ダウランド記念企画3回目である。2回目はパスしたけど、1回目の公演は行った。

この日は歌曲集第1巻を中心に初期作品を。ただ、典型的合唱スタイルではなく、中央に座ったつのだたかしを半円形に取り囲むようにして歌ったり、あるいは逆に公演のタイトル曲では4人の歌手ステージ上でバラバラに立ってみたりと、歌と親密さを実感できるような形で見せてくれた。

4人はいずれも巧者で、その中でやはり波多野睦美はソロで歌った時は、ひいき目でなく別格の趣きあり。声の会場占有率というような数値が高いのであった。
ソプラノの広瀬奈緒は4人で歌ってる時は気づかなかったのだけど、独唱曲ではちょっと調子が悪いように感じた。本来は得意技のジャンルのはずなんで残念であ~る。
男声陣はテノールが辻裕久、これまではヘンデル作品で朗々たる歌唱を何回か聞いてきた。バリトンは春日保人、こちらもダウランドを歌うのは初めて聞いたような。

4人の縦横自在のコンビネーションが楽しめたコンサートだった。
それなのに、これまで比較的組しやすしと思っていた作曲家だったのを、今回は逆に「一筋縄ではいかないダウランド」というのを感じた。私は自分では歌ったり演奏する人間ではないので、うまく説明できない。でも、ただ「明朗快軽」に歌えばいいというものではないし、メランコリーは悲しい嘆きというだけではない。
特に--これは別の機会にも感じたのだが--英語との密接な関係はかなり大きいと思えた。
ダウランド、やれば難しい子(!o!)

まあ、これはあくまでトーシロの感想である。実際にダウランドを歌ったことのある人がどう感じたのか、聞いてみたい。

会場は冷房きき過ぎだった(最近はどこのホールもみんなそうだが)。終わった後、客のオバサンたちが「寒かったわね~(>_<)」と口々に言ってたですよ。


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