シャルパンティエ「聖母被昇天のミサ」:ミサとお国柄
第6回コンセール・スピリテュエル
演奏:フォンス・フローリス&コントラポント
会場:石橋メモリアルホール
2013年7月21日
フランスの宗教作品を連続演奏している、花井哲郎主催の合唱団フォンス・フローリスと古楽アンサンブルのコントラポント。今回はシャルパンティエである。前半は小作品集、そして後半はミサ曲を一曲という構成だった。
器楽勢は小野萬里をコンミスに総勢16人という布陣である。合唱は近年のバロック系団体と比較するとかなり多人数なのでとても迫力があった。以前も書いたと思うが、会場の音響もいいせいでビンビンと迫ってくる。
前半のマニフィカトやオラトリオ風の曲、器楽作品は教会の行事に使われたものとのこと。とはいえ禁欲的ではなく華やかなイメージがある。
後半のミサ曲も様々に編成を変え、途中の教会の儀式に当たるところはモテットが挿入されたり、と様々だ。
特に、そのモテット「ああ愛よ」は花井尚美、上杉清仁、春日保人による三重唱はとても宗教作品とは思えぬほどの濃厚な官能性に満ちていた。思わず聞きほれてしまいましたこれがフランス風味とでもいうもんだろうか。ミサも国によって様々である。
次回はラモーをやるとのこと(来年は没後250年だって)。これまた楽しみであるよ。
普段は時間に間に合わずにアセアセ(;^_^Aしてホールまで走ってたりするので気付かなかったが、よく見ると上野近辺の町並みも閉鎖した作業場とかガレージ下りたままの事務所みたいな所が多い。
不景気ですな……(*_*;
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