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2013年9月 7日 (土)

「福田美蘭展」:踏めば踏むほどよく分かる

130907
会場:東京都美術館
2013年7月23日~9月29日

これぞ「変な絵」である。変な絵がいっぱい見れて嬉しい~
バカバカしいのから真面目なの(こちらは震災がらみの)まで色々とあってバラエティに飛んでいて楽しい
というか、無節操、でたらめ、ハチャメチャ……(・・;)

G・リヒター風(?)に写真をそのまま絵画に--はいいけれど、なぜか手ブレのピンボケ写真を堂々と巨大作品に。何を考えている?
渋谷や新宿で見かけた落書きを表装して掛け軸にしたり、サブリミナルよろしく企業のロゴが各所に潜んでいる銭湯の風景画があったり。
昔の宗教画の手法にのっとって9.11の際に描いた絵画は、ブッシュにキリストが無用な戦争をやめるように説教している。
冷蔵庫の内部に描かれた絵は、客がいちいち扉を開けて覗いて鑑賞する。
床に置いてあって上を歩ける絵画もある。踏んづけながら見たら、身に染みてよーく鑑賞できた気分になったぞ\(^o^)/ヤッタネ
F・ベーコンの手法で描かれた風神雷神は、これぞ正しいベーコン流のダイナミズムだろう。

破壊してるんだか創造してるんだか訳分からないが、とにかくバカバカしいパワーと茶目っ気にあふれている。しかし、客の数は少なくしかも年齢高めだ。なぜに?
やはり、六本木じゃないと若い人は来ないのかのう。
それと、外人さんの家族連れが来ていたが、キャプションなしだと分かりにくい作品も多いので、英訳も付けてあればいいと思った。


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