「福井美穂 バロックファゴット・リサイタル」:懐にファゴット一本忍ばせて
演奏:アンサンブルF
会場:東京オペラシティ リサイタルホール
2013年9月29日
なにバロックファゴットが主役のコンサートとな こりゃ、行かずばなるめえ~\(◎o◎)/!
ということで向かったのはオペラシティのおなじみ近江楽堂……かと思ったら間違えちゃった(>y<;) 地下のリサイタルホールの方であった。間違えて行っちゃったの何回目だっていうくぐらいにやってます。
アンサンブルFは「バーゼル市立音楽院古楽科卒業生を中心として発足した」グループとのこと。田崎瑞博など古典四重奏団のメンバーも3人入ってますな。
この日はファゴット吹きの福井美穂を中心にヴィヴァルディの協奏曲を演奏した。ヴィヴァルディは協奏曲のソロ楽器としてはヴァイオリンの次に多くファゴットを取り上げているそうな。知らなかった! やはり当時、才能あるファゴット吹きがいたんでしょうなあ。
福田女史は優美なチャイナドレス風のお衣装で舞台のど真ん中に立ち、着実かつ華麗に吹きこなしていた。日頃、縁の下の力持ち的な楽器であるが、この日はまさに「あんたが主役」だったのは確か。
弦楽がメインの曲もいくつか演奏された。総勢8人なんで、ファゴットが通底に回ると過半数を超えちゃうのである。
そんな点もあってか、実にコシが強くドスの効いた通奏低音の迫力に圧倒された。やはりヴィヴァルディの演奏ったらこうじゃなくちゃねえ(*^^)v
この日は秋の気候で乾燥してたせいか、調弦が頻繁で大変そうだった。
最後に主役に花束が渡され、最前列に座っていた彼女のお母さんらしき人が客席に向かって頭を下げたりして、暖かい微笑を誘っていた。確かに「ソロデビューコンサート」ですもんね。
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