「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」
てっきり香港映画特産の警察アクションものかと思って行ったら、違っていた。どちらかというと謎が謎を呼ぶ陰謀がらみのサスペンスというところだろう。
冒頭、香港警察内に二つの大派閥があってそのトップである二人の副長官と側近たちがズラズラッと名前が出てくる。ただでさえ最近物覚えが悪くなっているというのに、脳内メモリの容量はたちまちにパンクし、何が何やらワカラン状態に……\(◎o◎)/!
えー、とにかく日本のキャリア組とノンキャリア組みたいなもんなのかな。現場たたき上げ派とエリート派に別れて、次期警察長官の座を狙っているのであった。
さて、そんな状態の時にパトロール警官隊誘拐事件が起こる。たちまちにして主導権争い勃発
演出は歯切れよくテンポが速くて飽きさせない。ストーリーも次から次へと二転三転、えーこうなるのと驚いているうちにあっと驚く結末へ。
だが二転三転し過ぎると結末の歯切れが悪くなって、中途半端な気分になってしまうのもまた事実なのである。「パート2に続く」みたいなムードなのもなんだかなあ。
とはいえ、主役の二人(アーロン・クォック、レオン・カーフェイ)や助演陣も渋い演技を見せてくれている(アンディ・ラウが特出)。時間は短いが銃撃戦やカーアクションも迫力あり。終盤の「花火大会」は見事なもんである。
音楽はちとやり過ぎの感あり。
ということで約100分間、十分楽しめた。
続編は……考えないことにしよう。
男たちの絆度:7点
二転三転度:7点
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