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2013年12月 7日 (土)

「バッハと「ヴェネツィアの音楽」」:マッカートニーにも負けず、ベルリン・フィルにも負けず

131207
演奏:エンリコ・ガッティ&グイド・モリーニ
会場:王子ホール
2013年11月22日

ガッティのためなら連チャンもいとわず\(◎o◎)/!
というわけでやって来ました王子ホール。世間ではP・マッカートニー来日noteとか、有名海外オーケストラ公演notesなどで盛り上がっていたが、それとは全く無縁なのであ~る。

この日は他の都市での公演と共通プログラムである。バッハの名がタイトルにあるが、純粋なバッハ作品は2曲だけだった。
モリーニがソロで弾いた2曲はそれぞれマルチェッロとヴィヴァルディの協奏曲を鍵盤用にバッハが編曲したものである。彼のチェンバロ・ソロは通底を引き受けている時は気付かなかったが、かなり奔放でクセがあるのだと分かった。

他にやったのは、ボンポルティの「インヴェンツィオーネ」。なんと19世紀末までバッハ作だと思われていたという。第3楽章のアリアが哀愁に満ち感情のこもった演奏だった。
ベルターリの「チャッコーナ」は実のところアンコールを除けば一番の聞きものだったか? ガッティの演奏は流動する水のように勢いがあって力強く瑞々しい。

肝心のバッハ作品はというと、これまで聞いたことのないようなバッハであったのは間違いない。少なくとも「バッハらしいバッハ」ではなかった。それをもって否定的な意見が出るかも知れない。
さらに「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」はともかく、原曲がオルガン用の「トリオ・ソナタ」となると、なんだか落ち着かない気分になってしまった。
これは3声のうち2つをモリーニがオルガンで担当した。しかし、どうも音的にはチェンバロの方が向いてたような気がする。ヴァイオリンとオルガンの音が互いにツルツルと滑ってたように思えた。
もっとも、バッハをいかにもバッハっぽく弾かないというのが、このコンビらしいと言えば言えるかも。

アンコールは3曲で、最初にガッティが「皆さん、私には日本に友達が大勢います……」みたいなことを言った所までは分かったのだが、その後何を喋ったのか全く聞き取れなかった(かなりイタリア訛りが強い?)。
ネットで伝わってきた話によると、しばらく前に亡くなったチェンバロ奏者の芝崎久美子に捧げると言ってたらしい。後日の公演では涙目になっていたとか。
そして演奏したのがシュメルツァーの「チャコーナ」で、なるほど強固な意志の感じられる力の入った演奏だった。
続いて、ヘンデルのソナタ、そしてコレッリの5の10番を再び。またも続きを聞きたい気分になったまま終了した。

また別プログラムでの再来日を望むです(ToT)/~~~


【関連リンク】
《チェンバロ漫遊日記》
芝崎久美子との共演の写真あり。この公演は行ったはずなのだが。確か田端文士村だったかな?


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