「フランス音楽の彩を楽しむ 5」:心地良き万華鏡ワールド
演奏:宇治川朝政+ジョシュ・チータム+福間彩
会場:近江楽堂
2014年2月7日
木の器主催の演奏会、前回は他の公演とバッティングしてしまい行けなかったが、今回は無事に行けた(連チャンとなってしまったが)。
その前は同じほぼメンバーによる英国ものでしたな。
この日は再びフランス・バロックである。以前やった時はマレが中心で、今回はクープランが主力のプログラムだ。
前半は福間&宇治川の腕の聞かせどころを披露という感じで、チェンバロによるクープランの独奏で開始した。幻想的な万華鏡のような響きがホールに共鳴する。また、オトテールやフィリドールでは宇治川氏のリコーダーの技が冴えていた
モレル(この作曲家は初耳)作の「トリオのためのシャコンヌ」という曲は、リコーダーとガンバの二重奏風になった部分がひときわ鮮やかだった。
後半はクープラン尽くし。リコーダー抜きの「組曲」と3人での「王宮のコンセール」である。
前者は静謐なプレリュードから始まり、チータム氏のガンバ技を堪能した。ここでも、近江楽堂の音響がちょうどぴったりとはまっていて、ウットリと聞き入ってしまったですよ(^-^)
「王宮~」となると一転、3人の闊達なアンサンブルが楽しめた。
この日のチケット代は前売り3500円ナリ これまたコスト・パフォーマンスがよい公演だった。
でも、最前列に座っている客が盛り上がってきたいいところでチラシを落とすのだけはやめてほしいぞっと
チータム氏はいつもどこかで見たような印象だなと感じる。若い頃のスティングとユアン・マクレガーを足して2で割ったような外見なのでそう思うのかも。
それで、てっきり英国人かと思いこんでいたが、配布のリーフレットの経歴にはないが、チラシの方を見ると「アメリカ・シアトル出身」と書いてあったのに気付いて驚いた。やはり米国、古楽面でもあなどれませぬ。
次回公演はこの3人に三宮・オーボエ・正満が加わってテレマン系だそうである。これまた楽しみよ(o~-')b 絶対行きます。
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