バッハ「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 2」:作曲家無双

演奏:大江戸バロック(桐山建志&大塚直哉)
会場:近江楽堂
2014年4月8日
バッハの作品でヴァイオリンとチェンバロで演奏できる作品を集めて演奏するという趣旨のコンサート第二夜。一回目は大貫妙子のコンサートと重なってしまったため行けなかった。無念であ~る(T_T)
いわゆる「オブリガート・チェンバロ」付きのソナタの1~3番は前回に演奏済みで、この日は4~6番と組曲BWV1025とソナタBWV1023をやった。
会場でのチェンバロの置き方が変わっていて、先頭が会場の真ん中に来るように設置されている。客はそれを270度ほど取り囲むように座る。大塚氏の持論として、チェンバロは低音の側(左側)の方が音がいいということで、なるべく多くの人がそれを聞けるようにという趣旨でそうしたとのこと。
前半に演奏されたBWV1019と1018が、カンタータや受難曲とは全く異なるバッハ先生の「歌心」が感じられて印象深かった。特に1018番ので、チェンバロが渦巻く波のような反復をし、ヴァイオリンが低音で這うようなやはり繰り返しをする第3楽章はなにやら幻想性が漂うのであった。
一方で、ヴァイスの曲を引用してチェンバロで奏でるその上にヴァイオリンが新たに展開していく「組曲」は、全く別の世界。私には取っつきにくく聴くのに難渋した。
しかし、いずれにしても聴く者にスッキリというよりはゴツゴツとした感触を残していくこれらの曲は、やはり他の作曲家にはないバッハ先生ならではというものだろう。
それを着実に実体化し演奏する大塚&桐山ペアもまた無双である。
アンコールはおなじみの「アリア」。しかしよくある「優雅」とか「神妙」な演奏ではなく、かなり渋く抑えた印象であった。
そんなコンサートにもかかわらず、空席があったのは残念無念であるよ
演目が地味すぎだったかしらん(?_?)
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