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2014年6月 9日 (月)

ラ・プティット・バンド:所沢より後悔をこめて

140609
会場:所沢市民センターミューズ アークホール
2014年5月31日

以前、小劇場通いをしていた頃から間違いはよくあった。違う劇場に行ってしまった、日時を間違えた、一週間ずれて行った、チケットを間違えて持ってった……などなど枚挙のいとまなしである。

しかしこんな失態は初めてである。

コンサートがあるのを完全に忘れていた(!o!)

気付いたのは、当日サービス残業して家に10時近くに戻ってきてからだ。
トホホホホ _| ̄|○
大手町に新しくできたホールでやるってんで、半年も前にチケットを取って楽しみにしてた(^^♪ 佐藤豊彦のリュート独奏会と重なったのもガマンしたのに……sweat02

それで仕方なく所沢ミューズでの公演のチケットを二日前に買っていくことにしたのだ。ただ問題はこの会場は デカイ んだよね。
収容人数が2千人とあるから、オペラシティよりも大きいことになる。これでは古楽の小規模アンサンブルなんてロクに聞こえないだろう。これまでここで聞いたことあるのはパイプオルガンやヘレヴェッヘのロ短調ミサ(人数は多い)ぐらいである。

しかし、自分がドジだから仕方ないのであるよ(+_+)ショボ

加えてこの日は日本全国もれなく超が付くくらいの暑い日だった。道路からはブワ~ッspaと熱気が立ち上り、ご近所の交差点では高齢の奥さんが倒れそうになってた。
もっとも所沢の航空公園駅周辺は街路樹が多いし道路が広いから、まだマシだったかも。

プログラムはバッハの管弦楽組曲全曲にブランデンブルクの5番を挟むというものだ。
音はやはり遠かった。真ん中あたりの座席だったが、なんだか遠くに揺らいでる蜃気楼を眺めて、実体を推し測るみたいな……(ーー;)
LFJの時のよみうりホールは残響がほとんどなかったが、こちらは響きが豊かなだけに逆にボヤッとして輪郭のない音に聞こえてしまう。
バスーンは音が本来なら団子状に聞こえなきゃいけないはずなのに、ただ棒状にまっすぐ流れていくのみであった。

低音楽器はチェロやコントラバスがなくて、バス・ド・ヴィオロンという(ガンバ系?)楽器を使っていた。しかも二人奏者が登場したけど両者の楽器が微妙に形状が違うという謎である。

ブランデンブルク5番ではシギスヴァルトがスパラで通奏低音に加わった。この時のヴァイオリンのソロは娘のサラで、彼女は昔に初めて見た時はなんだか自信なさげな印象だったが、今はすっかり貫禄が付いて「とーさん、あんたはもうスパラ専門になっちゃって戻って来なくていいわよ」と言わんばかりであった(^O^)
もっとも、この曲目での主役は華麗なる鍵盤さばきを聞かせた天才flairと呼ばれる若手パンジャマン・アラールだったに間違いない。

組曲中最も一般に知られる3番のアリアは、さすが元祖ギコギコ音thunderのヴァイオリン弾きシギスだけあって、よくある美しく優美で下手すると葬式のBGMに使われそうな演奏とは全く異なっていた。他の弦とのアンサンブルを重視しながら、ゴツゴツとやや無骨な趣のアリアであったよ。

ラストはバルトルド以外の奏者が揃って4番。トランペットはBCJでお馴染みのマドゥフ組で最後を盛り上げたのだった。

他の日の公演ではバルトルドが出を間違えたとか、シギスの弦が切れたとか(以前の公演でもありましたな)ハプニングがあったそうだが、この日は何もなく終了した。
やはり大手町で聞きたかったですよ(T_T)
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←ゲットしたトトロあんぱん

さて、最近ツイッターで古楽談義を見かけた。「古楽は所詮二流」「下手でまともには相手にされない演奏家が古楽やってる」みたいな意見--ハテ(^^?)どこかで見たような。なんか昔、2ちゃんねるの古楽スレでも同じような書き込みがあったなあ。もしかして、同じ人が投稿してるのかしらんsign02
まあ、かくいう私も言ってることはパソ通時代から全く変わってないわな(^^ゞ

そういう時に必ずやり玉に挙げられていたのがシギスである。「下手くそ」「一緒にやってる寺神戸さんや赤津さんがかわいそう」とかさんざん言われていたものだ。ここ数年は見かけなくなったが、私の知らない所でやってるのかね。

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