「ドイツ室内楽の楽しみ 2」:冷風に負けずテレマン
「ドイツ室内楽の楽しみ」の1回目は宇治川朝政、福間彩、ジョシュ・チータムの3人だったが、今回はオーボエの三宮正満が参加。前回同様、テレマンと同時代の作曲たちの作品を取り上げた。
会場には三宮氏のファンも結構来てたようだ。
冒頭の一曲はテレマンのトリオソナタを4人で。生き生きとした演奏だった。
これまで三宮氏を、BCJとか大きめのアンサンブルでしか見た(聞いた)事しかなかったので、近江楽堂のような段差のない小さな会場で間近に見ると、共演者とかなりアイコンタクトを取りったり動作で頻繁にコミュニケーションしてる人だと分かった。
その後はシックハルト、ペッツ(初めて聞いた^_^;)などを、リコーダー、オーボエどちらかが主の3人編成でやった。
一方、チータム氏の演奏は、今回はバッハのガンバとチェンバロのソナタだった。特にゆっくりとしたテンポの曲の味わいは格別で、第3楽章のアンダンテではまたもや夢見心地に……。
ラストのヤニチュ「室内ソナタ」は鍵盤以外の3人が変わるがわるソロを取るプレ古典派系の作品。
アンコールは、福井の演奏会で同じメンバーが参加したという音楽劇(?)「ハーメルンの笛吹き」から。オリジナル作品ということで作曲者も会場に来ていた。
いずれも何の仕掛けもないけど、純粋に聴く事の喜びを感じさせる演奏である。
会場は楽器の保護ということで、かなり冷房が効いていた。床から冷気が跳ね返ってくるので、持参したジャケットを足にかけていたが、そのうち上半身も寒くなってきたので、ひざ掛けを借りる羽目に……(+_+)トホホ
次回の「木の器」主催コンサートは11月とのこと。次も必ず行きまーす(^^)/
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