« 「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」:ドミノ倒し式鑑賞法 | トップページ | 「ワレサ 連帯の男」:巨匠より、映画の贈りもの »

2014年7月12日 (土)

「無伴奏ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ リサイタル」:虫除けスパッラ

140712
演奏:シギスヴァルト・クイケン
会場:ハクジュホール
2014年7月2・3日

ラ・プティット・バンドで来日したばかりのシギスヴァルト・クイケンが今度は単独公演。それもスパッラでバッハの無伴奏チェロをやるってんだから、行かずばなるめえよ。
日本全国津々浦々というわけではないが、計7回もツァーでやるのだった。元気であ~る。

かくして二日連続でハクジュホールに足を運ぶことになった。過去には寺神戸亮の演奏で聞いたことがある。
クイケンのスパッラは合奏では聞いたことがあるがソロでは初めてである。以前から弾き手によってかなり音が変わる楽器だと感じていた。合奏ではガサガサという音に聞こえたのだが、彼が弾けばバロック・ヴァイオリンだってギコギコ音になってしまうのだから、今回はどんな音になるのかと興味津々であった。

そして、実際に耳にしたその音は--

バサバサバサバサ

であった。
心地よい音とはとても言えない。さらに、一日目(1・2・5番)の座席は真ん中あたりの列だが左端、二日目(3・4・6番)は前方の席で右寄り--と場所を変えて聞いたのだが、かなり違う音に聞こえた。一日目は残響の多い会場というせいか、ノイズ成分がかなり増幅していたようだ。翌日の間近な場所だと楽器のきしみやうねり、周囲の壁への直接的な反響音、奏者の息づかいと完全に同期した弦の音を直接的に感じた。
私は昔よくラジオでFENを聞いたAM放送の音を思い出した。

これはやはり聴く人を選ぶ演奏だとも思った。加えて、不安定な天候のせいか途中で音が引っくり返ったりもした(以前、鈴木秀美がガット弦の調弦が2分ぐらいしか持たないことがあると言ってたのを思い出した)。もっとも、シギス親爺はもうこの楽器を弾くこと自体が楽しいというように、とても嬉しそうに弾いていたのだった。

ベストは二日目の4番、そして次に高めの音が解放感あった6番かな。
6番と言えば、ハプニングがあった。なんと休憩時間中にステージの正面の壁に黒い虫が出現(!o!) 大きさといい色合いといい、も、もしやあの名前も書きたくない不吉なG***ngに酷似していたのであった。ハクジュホールって内装が白っぽいから目立つんだよねーdash
そして、そいつは後半の開演時間が迫るとやおらサイドの壁へと飛び立ち、そのままステージから逃げるようにジリジリと歩き始めたのである。
さらにシギスが弾き始めるとますます遠ざかる一方。そんなにスパッラの音がイヤだったのかね(^_^;)
それにしても飲食禁止の会場になぜ黒い虫が(?_?;) しかも、一匹の背後には30匹はいるとゆう……danger

東京近辺の公演が多かったせいか、後方に空席が結構あった。モッタイナ~イ(@_@;)


|

« 「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」:ドミノ倒し式鑑賞法 | トップページ | 「ワレサ 連帯の男」:巨匠より、映画の贈りもの »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82416/59974925

この記事へのトラックバック一覧です: 「無伴奏ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ リサイタル」:虫除けスパッラ:

« 「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」:ドミノ倒し式鑑賞法 | トップページ | 「ワレサ 連帯の男」:巨匠より、映画の贈りもの »