« 「アマンディーヌ・ベイエ&アンサンブル・リ・インコーニティ」:新たな一派登場 | トップページ | 「前田りり子リサイタル 趣味の和合」:イタリア気質にご用心 »

2014年12月28日 (日)

「ショート・ターム」:傷付くは一瞬、傷跡は一生残る

監督:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:ブリー・ラーソン
米国2013年

地味だが誠実な映画。トラブルや虐待などで家庭にいられなくなった青少年を短期間保護するための施設が舞台である。
ヒロインはその施設の職員でありエネルギッシュに働き、子どもたちと接している。しかし、そんな彼女も実は子ども時代に深い傷を負い、入所してきたとある少女に過去の自分と同じものを見出し、過去を思い出して動揺する。

悲惨なエピソードが登場するが、語り口は着実で前向きに終わるところが見ていて救われる。
ただ、作りが誠実過ぎてそこが逆に欠点になっているとも言えるかも知れない。

それから入所している若者たちが素直すぎでは……(?_?) 普通はあんなに本心語ってくれないし、傷つけられた子どもは他人を傷つけることも上手なのではないか。

ヒロインの恋人の男性はエエ奴です。あんな男はなかなかいないわな。

作中で使われている歌にも訳が付いているのがよかった。特にダンスの場面。有名な歌だけど(タイトル忘れた)さりげなく歌詞が効いている。


悪い子度:5点
良い大人度:7点

| |

« 「アマンディーヌ・ベイエ&アンサンブル・リ・インコーニティ」:新たな一派登場 | トップページ | 「前田りり子リサイタル 趣味の和合」:イタリア気質にご用心 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ショート・ターム」:傷付くは一瞬、傷跡は一生残る:

« 「アマンディーヌ・ベイエ&アンサンブル・リ・インコーニティ」:新たな一派登場 | トップページ | 「前田りり子リサイタル 趣味の和合」:イタリア気質にご用心 »