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2014年12月13日 (土)

「パリの街角、恋の歌」:幻のローソクの向こうにイケメンを見る

141213
エール・ド・クール(宮廷歌)とスペインの調べ
演奏:ル・ポエム・アルモニーク
会場:所沢ミューズ マーキーホール
2014年11月15日

本当は、この2日前に王子ホールでやった「ルソン・ド・テネブル」の方を聞きたかったル・ポエム・アルモニークなのである。
チケット発売時に先行予約だと端っこの席しか取れないので、一般発売日に買えばいいやと油断していたのが運のつき(>y<;) あっという間に売り切れてしまったのであった。
よくよく考えれば、前にもこんなことが……そう、サヴァールのソロ公演と全く同じパターンではないかsign03
うう、二度あることは三度あるのかのう。それとも一度目は悲劇、二度目は喜劇のパターンか(T_T)

もっとも、チラシでいかにも照明をローソクのみでやりそうに書いてあった「ルソン」公演だが、実際は照明を薄暗く落としただけで、ローソクは無しだったらしい。なんなのよ。

ということで、代わりに行った別プログラム。スペインとフランスの音楽の近似と相違を描いたような内容だった。
声楽曲はソプラノのC・ルフィリアートルの独唱で、その間に器楽曲を挟むという構成である。
ルフィリアートルは滑稽な歌から悲しい歌まで、そして二つの国の曲を見事に歌いこなした。ブリセーニョという作曲家の「妻をちゃんとしつけておれば」はてっきりタイトルを見て陽気な歌かと思ったら、全く逆で哀愁たっぷりの嘆きの歌なのには意表を突かれた。(若い?妻に振り回される男の悲哀を歌ったものsweat02

残り4人の奏者はリーダーのV・デュメストル(テオルボ)を中心にこれまた素晴らしいアンサンブルを聞かせた。
前回の公演でも弾いてたと記憶しているS・フェステルという女性ヴァイオリン奏者。彼女の演奏では、特に後半(と言っても休憩なしだったが)ルベルの曲を始め、何やら昏き情熱といったものがメラメラと立ちのぼるのだった。
かと思えば、デュメストルのバロック・ギターは、かき鳴らしながら指を鳴らすという(どうやってんの?)民族音楽風テク多用して、炸裂impactしまくっていた。

正直なところチケット取り損ねの「代打」公演だったので、あまり期待してなかったのだが、スペインの情熱とフランスの「粋」(「雅」ではなくて)がヒシと迫ってきて、非常に満足できた。

それにしてもデュメストルは役者のような超二枚目のエエ男shineよのう。(^Q^)ヘッヘッヘッヘッ←出た!久々の下卑た笑い

ただ、王子ホール公演は満員御礼だというのに、この日は5~6割の入りだった。いくら文化果つる地の埼玉とはいえ、寂しい限りngである。さらに、このプログラムでも極めて照明を絞っていて暗かったので、沈没してた人も結構いたようだ。
それに、会場は音響的にはあまり小規模の古楽アンサンブルには向いていないようだった。ステージ背後に仕切り板を立てていた(?)ようだけど。

【関連リンク】
ル・ポエム・アルモニーク”人間喜劇”
リュリ 叙情悲劇「カドミュスとエルミオーヌ」
「"ヴェネツィア"~謝肉祭(カーニヴァル)の街のざわめき~」


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