「アンサンブル『音楽三昧』J.S.バッハ」:アンドロイドはデジタルバッハを弾くか
バッハ先生の「平均律クラヴィーア曲集1」と「イタリア協奏曲」「パッサカリア」を、田崎瑞博が器楽アンサンブル用に編曲。それを極めて小さなスペースで聞くというマニア向け(^^?)なコンサートである。
このグループを聞いたのは初めて……かな。記憶があいまいだ(~o~;
2008年に同じ内容でCDを出していたのは知らなかった。(公演後に購入)
もっとも「音楽三昧」名義で出している録音で、バロック系はバッハだけのようだ。
グループは5人(ヴァイオリン+チェロ+コントラバス+フルート+チェンバロ)だったが、個々の曲によって編成は変わる。楽器持ち替えもあって、田崎氏もチェロだけでなくヴィオラも弾いたりした。それによって原曲とは違う世界がクルクルと展開していくのであった。
プログラムと一緒に「編曲者ノート」というのが配られて、田崎氏によると音楽史上もっとも偉大な編曲家はバッハだそうである。それを実例を挙げて力説してあった。
で、彼がバッハになり替わって編曲を(^^♪……したのかどうかは分からないが、バッハ作品はいかなる編曲をしてもやはりバッハである、というのは不思議であった。
それを証明するが如く、グループの指向を反映してか、演奏自体はなぜか聴いているとバロックより微かに古典派の香りがしてくるように思えた。私の気のせいかね
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