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2015年5月24日 (日)

ラモー「優雅なインドの国々」:欧州連合の理想を求めて

150524
上演:ジョイ・バレエストゥーディオ
芸術監督・演出・振付:錦織佳子
指揮:野澤知子
会場:練馬文化センター大ホール
2015年5月16日

毎年、ラモーのバロックオペラを上演しているジョイ・バレエストゥーディオ。昨年の『プラテ』の再演はパスしてしまったが、今回は『優雅なインドの国々』という滅多にない演目を上演した。全5幕の内、プロローグと第3・4アントレを上演である。
過去にバロックダンスで見た(聞いた)ことがあるが、舞台装置を使って本格的なのは初めてだ。

ストーリーはあって無きがごとし--レビュー風で、当時は音楽だけでなく踊りと共に異国風の衣装やら装置やらを見て楽しんだのであろう、と思われるものだ。
プロローグで、美の女神の下でヨーロッパの若者たち平和に暮らしていたが、そこに戦いの女神が来てアジると、みんな戦争に行ってしまう。
そこで、キューピッド達はヨーロッパ以外の国へ愛heart01の宣伝活動に向かうのであった。で、その国がペルシャと北アメリカの「未開の地」である。(トルコとインカは省略)

毎回、こちらのバロックオペラ上演は本格的で、舞台も衣装も豪華である。今回の特徴はこれまで踊りはクラシックバレエだけだったのを、バロックダンスも部分的に導入していることだ。

音楽面では、前回の『プラテ』から野澤知子が指揮している。チェンバロ担当は別に奏者がいて、ほとんど立って指揮していた。(たまに弾いていたけど)
楽器の担当はチェロ懸田貴嗣、トラヴェルソ菅きよみ、オーボエ森綾香など手堅くまとめていた。トランペットは穴あき式を使用していたようだが、途中ですっこ抜けたのは残念だった。

歌手陣では、プロローグで戦いの女神を歌ったバリトン高田智士が勢いがある歌唱で、さらにダンサー二人従えてカッコ良かった。
ペルシャ編は女奴隷役の菅原章代、未開人編では長の娘役高橋美千子(お名前を間違って最初アップしてしまいました。すみません)が目立っていた。フランス人将校の田中健晴はコミカルな演技で笑いを取った。
一方で、ちょっとこれは本調子じゃないんじゃないの--なんて思っちゃた人も。

他にも隅をつつけばいろいろあるだろうが、ダンサー、合唱も多数参加で、このマイナーな演目をこれだけ豪華にやってくれたのはやはり見られた(聞けた)だけでもありがたい気分である。

なお、来年は『プラテ』の再々演とのこと。本当にこだわってますなー。

あまり言いたくはないのだが、ここでも「関係者の子ども」事案が発生(!o!)
男の子が3人ぐらい連れられてきて、元々興味がないもんだからゴソゴソ喋ったりバタバタ身体を動かしていたが、そのうち「あー、詰まんね」などと言いだす始末。
休憩挟んだ後は眠ってる時が多くて静かなのはよかったけど、終演後も眠りこけてて揺すっても起きないのであった。スタッフらしき人がやって来て言ったのは「ごめんねー」だと……謝るぐらいなら聞かせない方がいいと思いまーすannoy
もちろん、会場にはバレエやってるらしき小さな子たちがいっぱい来ていて、そういう子はもちろん静かに聞いて見ていたんだけどね。


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