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2015年7月 5日 (日)

「バッハ・コレギウム・ジャパンの『四季』 華麗なる協奏曲の夕べ」:聴衆にも拍手

150705
演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
会場:調布グリーンホール大ホール
2015年6月28日

鈴木父子が関わるようになってからの調布音楽祭は何かと話題になっているが、実際に行ったのはこれが初めて。今年は4日間に渡って、学生やアマチュアも交えて色々なコンサートがあったらしい。
これは最終公演で、演目が今さらながらの「四季」なんだけど、それぞれソリストを変えて演奏するという趣向が面白そうだった。

で、演奏者とその印象を書いてみよう。
春:若松夏美、鮮烈
夏:白井圭、泣き&スピード
秋:高田あずみ、重厚
冬:寺神戸亮、疾風怒濤
単なるトーシロの感想ですので(^o^)/ 白井圭という人は初めて聞いたと思うけど、モダンとの両刀使いの方でしたっけ。

これに加えて、ヴィヴァルディ以外の作曲家の協奏曲も間に挟んで演奏された。
鈴木(息子)優人がへンデルの「オルガン協奏曲」を、三宮正満がマルチェッロのオーボエ協奏曲をそれぞれ、二人とも迫力ある演奏を披露した。
特に三宮氏は装飾音グイグイと入れて名人芸といってもいいぐらい。思わず口開けて聞き入っちゃったりしてdanger

他にバッハの「ヴァイオリン協奏曲」は寺神戸&白井コンビで。ラストはヴィヴァルディの協奏曲を4人のヴァイオリン奏者が揃って、だった。

まさに協奏曲尽くしといったプログラムで、ソリストの個性とアンサンブルとの調和という協奏曲の魅力がいかんなく発揮されたといってよい。

驚いたのは、かなり広い会場の客が一様にシーンと聞き入っていたこと。通常だと演奏中でも(特に後半になると)雑音やら咳払いやらが聞こえてくるんだけど、この日はほとんどなしっflair 奇跡的ともいえる集中力であったok
これはやはり調布という土地柄のせいか? これが同じ都内でも××区とか△△区とかだったらこうはならないだろうと思うが……。

と、充実したコンサートだったのだが唯一の問題をあえて指摘させていただきたい。それは会場である。地方自治体によくある多目的ホールで、どう見ても(聞いても)音楽向けではない。特に古楽アンサンブルには全く向いてない。それでも聞く前の予想よりはよく聞こえたけど。
自治体に大きな音楽専門ホールを作る余裕などないことは当然わかっているけど、やはりいい演奏を聞いてしまうと、残念無念感がドーッ押し寄せるのであった。
なんというか、音に潤いがないんですよねー。無味乾燥といってもいい。食事していておいしいお肉や魚を噛みしめた時にジワっと広がる旨味みたいのが、やはりこういう多目的ホールの音には存在しないのであった。
まあ、取りあえず言ってみましたの不満です(^^ゞ

来年も面白そうなプログラムあったら行ってみたい。ちょっと往復時間かかるけどdash

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コメント

僕も聴きました。 最安席(本当に一番後)だったのでなんか物足りないなあ、、と思ってしまっtのですが、料理の喩えで、そうだよなあああと納得しました。京王線は案外早くて調布は圏内だと感じました。

投稿: 八島秀二 | 2015年7月 6日 (月) 14時43分

レス公開遅れてすみません(^^ゞ
自分の家から新宿に行くまでが結構かかるのですが、調布は休日ならオッケーな感じです。

投稿: さわやか革命 | 2015年7月12日 (日) 11時09分

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