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2015年7月18日 (土)

「ヴァイオリン音楽の泉 18世紀イタリアの名手たち」:緑と冷風の中のコンサート

150718
演奏:大江戸バロック
会場:ギャラリー鶉(じゅん)
2015年7月5日

桐山建志&大塚直哉のユニットによる同タイトルのCD発売記念コンサート。
「定員35名」の小さな会場で昼間と夕方2回公演である。

曲目はボンポルティとエックレスが1曲ずつ。ヴェラチーニのソナタ4曲だった。いずれも、よく知られる作曲家とは言い難い……なのだが、ヴァイオリンの才能教育に使われる指導曲集に含まれる作品の元ネタなのだという。(当方、こちら方面は疎いので詳しくは書けず(^^;ゞ)

エックルス(エクルズ)のソナタの原曲は、ボンポルティのインヴェンション4番を元ネタとして頂いているそうで、その両方ともが演奏された。
ヴェラチーニは作品2の7、8、11と録音したが、11番が一風変わった曲なんで、最も素晴らしい12番も入れようsign03と思い立って録音したそうな。しかし、CDは80分(79分?)しか入らないのに、ギリギリ78分になってしまったと桐山氏が冗談交じりに語ったのであった。

そんな曲がギュウギュウ詰まったCDをそのまま演奏しただけあって、エネルギーと熱意がギューッと凝縮していた。二人のコンビネーションの良さは言うまでもなく、エネルギッシュであっても涼しい顔でサラリと弾きこなす風情であった。
やはりメインとなっているヴェラチーニが面白く聞けた。
150718b

この会場には初めて来た。目白駅にほど近い集合住宅の中庭にあるギャラリーである。中庭は緑がキレイで(雨模様だったせいか)小さな溝のような水路にはメダカが泳いでいる。住人の姿がガラス越しに見えるのも珍しい。
ただ、ギャラリー自体は狭くてパイプ椅子を並べた座席は移動もままならない。さらに音がやたら大きく聞こえたのもなんだかなー。コンサートで古楽器の音がよく聞こえないなどと文句をつけるのが常となっているが、聞こえ過ぎてもまた困るのよ(^^ゞ あと、冷房の風が直撃して寒かったtyphoon

開演前や休憩中に小さな女の子の声が聞こえるなあと思ったら、桐山氏のお子さんだった。ブログで赤ん坊の頃、写真を見たのがついこないだと思ってたが、時間が経つのは早いのう。


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