「夏の夜のダルカディア」:ドイツのイタリア人

演奏:アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア
会場:近江楽堂
2015年7月15日
今回のERDは(略号はERAの方が正しい?)山口幸恵がお休みで三人体制だった。
演奏されたは、アルビノーニ、フローベルガー、オズヴァルト、そして前回もやったプラッティ。特に後者二人はほとんど知られていない、というか、知ってる人が果たしているのか(?_?)てな感じみたいである。
「ドイツで奏でられたイタリア音楽のとある一面とその影響に迫る」ということで、イタリア出身で18世紀前半から中頃にドイツのとある宮廷で活躍したのがプラッティである。オーボエ奏者だが、チェロを弾く領主のためにチェロ曲を多数作ったのとのこと。
前半は彼の曲ばかり3曲演奏された。通奏低音ではなくチェロが中心となる曲ばかりで、ヴァイオリンとチェロが弾き交わしたり、さらにチェンバロなしの曲もあったりして、チェロの懸田氏は大活躍であった。
時代的にもやはりプレ古典派ぽい香りが感じられる。
アルビノーニはプラッティの師匠筋になるとのこと。そのソナタは松永綾子のキリリン
とした歯切れの良いヴァイオリンが印象に残った。
オズヴァルトとなると初めて聞く名前だが、17世紀中ごろにヴァイマールのオルガン奏者だったそうだが、鍵盤曲でなくてアンサンブル作品しか残っていないそうな。
こちらのソナタは力強くエネルギッシュだった。
プログラムの表紙にはオズヴァルトも演奏していた礼拝堂を描いた絵画が使われているが、見るとなかなか面白い。バルコニーでアンサンブルが演奏しているのだが、ヴィオラよりも大きめの弦楽器を肩に立てるように弾いてるのは、スパッラじゃないの![]()
合間に、プラッティと同じ楽譜集に入っていたということで、フローベルガーのチェンバロ曲が渡邊孝によって演奏された。
アンコールは本日の主役、プラッティの作品から。
3人の演奏はある時は豪胆極まりなく、かと思えばまたある時は繊細で、そのメリハリが全く嫌みがない。バロック音楽の醍醐味はここにあり!と感じた。
次回はCD発売記念ということでガルッピを中心にやるらしい。
天気がジメジメしているので楽器の保護のためか、エアコンが効き過ぎていて寒かった。会場備え付けの肩掛けを使用している人多数。私はカーディガンを引っかけていたが、今度からはもっと厚手のジャケットを持ってこようと思った(~_~;)
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