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2015年8月28日 (金)

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2D字幕版):逃走ではなく闘争を!!とマックスは言った

150828
監督:ジョージ・ミラー
出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン
オーストラリア2015年

その昔に「マッドマックス」シリーズは見ているが、既に記憶の彼方で霞がかかっている。そこで事前復習として『マッドマックス2』をTV放映で再鑑賞。なぜ『2』だけかというと、時間とデッキのハードディスクの余裕がなかったからである(^^ゞ
『2』『3』は映画館で見た気がする。覚えているのは『1』と『2』は内容の方向が別物で(主人公記同じだけど)、『3』は見た当時あまり面白くなかったということだ。(ティナ・ターナーの主題歌は当時大ヒットしてビデオクリップをよく見かけた)

再見した感想は……いやー『北斗の拳』ソックリじゃないですかっ(!o!)←冗談です、念為
この荒廃した近未来像は『ブレードランナー』が登場するまで、かなり広範囲に影響力を与えた。今見ると冷戦状況ももろに反映しているのも感じる。
物語は本当にあって無きがごとし、背景の説明もなし。石油持って行く先は一体どういう所なのか? それよりも精製施設を守った方がいいんでは?--なんて思っちゃうのはヤボかいな。善い奴は白系の衣装で、悪役は黒系というのも分かりやす過ぎだろう。
だけど、なんだよ面白いじゃねえかっ。こんなに面白かったとは驚きである(←何を今さら)。
それと、メル・ギブソン若いspaやせている!お肌もツルピカflairしているぞ。


さて、この度の新作だが『3』の続きじゃなくて、『2』のセルフ・リメイク仕様となっている。
基本的に一本道をタンク車引っ張っての追跡劇で、マックスは最初はやる気のない傍観者だが、それを行う集団を助けることになる、という点では全く同じだ。
道を行ったり来たりするだけの単純な話--なのに、なんでこんなハラハラドキドキ興奮するんだ(^^?) とにかくハイテンションである。そして感動したっfuji 映画見てこんなに感動したのは何年ぶりかぐらい。
ラストに至ってはもうウギャ~ッと叫びたくなった\(◎o◎)/!

私が見たのは普通のシネコンだったが、それでも音量がデカく、重低音がビシバシ響いて床を揺るがしていた。興奮度にはこれも関係あったかもしれない。
2度目に見た時は同じ系列の他所のシネコンだったが、そんなに大した音量ではなく、迫力も今イチだった。後で調べるとどうも小さなシアターで音響システムが違ったらしい。映像方式だけでなくて、音響も肝心だと今さらながらに思ったのであるよ(^^ゞ

そして単純な話にもかかわらず見終わった途端に、30個ぐらいいっぺんに語りたいことがドーッと頭の中にあふれ出てくるのだった。視覚的情報が多いからか?
そういや、登場して数カットで悪役の首領イモータン・ジョーがどんな人間か分からせてしまう(勲章でダメ押し)のは、なかなかの技だと思った。

クルマと武器のウンチクを力の限り傾けてもよし。
近年の若年層労働力搾取構造と重ね合わせるもよし。
ジョーの帝国にファシズムの典型を見るのもよし。
フェミニズムの立場から分析するのもよし。
過去の映画の引用場面を数えるもよし。
何でもありだok

人海戦術のアクションは口アングリ状態の凄さ。スタントマンの方々はオツgoodである。
女戦士フュリオサはカッコ良すぎ~heart01 姐御と呼ばせてくだせえ。一生付いて行きますっ。
ニュークスの顔はどこかで見たなあとずーっと感じてて、後で調べたら『ウォーム・ボディーズ』の主人公だったのね。前半のイカレた「ヒャッハー(@∀@)」モードから、後半の「ボクちゃん、もうダメ(;_;)グスン」と涙ぐんでる弱気な若者までお見事な演技。今後も期待shineであろう。
女の子たちの中でエキゾチックな顔立ちをしている子は、なんとレニ・クラヴィッツの娘だというのは驚いた。もうあんな大きな子がいるんかい……。私も歳取るわけだわな。

マックス×フュリオサ×ニュークスの三人が鎖を挟んで三つ巴で闘う場面は非常によく出来ている。やってる方は大変だろうが。
なお、マックスとフャリオサ役のスタント同士がこの撮影を機に結婚したそうな。メデタイこってheart04 だが一方でトム・ハーディとシャーリーズ・セロンは喧嘩してたらしい。まあ、彼女ぐらいの女優さんはプライドが高いだろうからなあ--などと思ったが、なんとハーディは監督とも喧嘩したらしい。はて、トムハの方がトラブルメーカーなのか?

ウォーボーイズが荒野からワラワラと湧いて追撃を始める様子を見ていると、なぜか『ホビット』のオークたちを連想してしまった。劣悪な環境と待遇でも律儀に戦うオークたち……。やはり同じオーストラリアの監督だから感性が似てくるのか(^o^;)
そういえばこの作品を「ハリウッド映画」とか「アメリカ映画」と言っている人が多いんだけど、これって「オーストラリア映画」だよね?

それから、火炎太鼓ならぬ「火炎ギターthunder」には笑った。あれを「エネルギーが乏しいのにあんなことに電気を使うとは変」と文句付けてた人がいたが、昔から軍楽隊(ギリシャ・ローマ時代にはあったらしい)とか、戦闘の合図として楽器を使用とかあったのだから、別におかしくないはず。

とにかく大画面大音量で見たい一作である。で、監督は続編も作る気マンマンみたいだなー。


フュリオサ:10点
マックス:9点
ジョー:採点したくない

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