「インサイド・ヘッド」:ヨロコビもカナシミも幾歳月
監督:ピート・ドクター
声の出演:エイミー・ポーラー
米国2015年
よくもまあ、こんな変な話を映像化できたもんよなあ。さすがピクサーというべきか。
人間の脳内の5つの感情がキャラクターになってあれやこれやで右往左往。さらには思い出の倉庫や抽象化工場とか、幻想ランド、そして深層意識まで。まるで脳内はテーマパークのようではないか。(実際に某ネズミランドに出来るのかしらん)
少女の脳内リーダーはヨロコビだが、父親はイカリだし(といっても年中怒っているわけではない)母親はカナシミなんだよねえ。学校の先生はムカムカ(?_?)
思春期入りかけの少女の成長と脳内キャラの冒険をうまく重ね合わせた作品と言えるだろう。ちょっと泣ける場面もあり。
ただ、人間が知らない(自覚しない)キャラが陰でゴソゴソしているというのは、なんだか『トイ・ストーリー』と重なるような気がする。
そう思うと、さすがに『トイ~』には負けるかなあ、などと思ってしまうのだった。
日本語吹き替えでは「ブロッコリー」が「ピーマン」になってるんだって 芸が細かい……というより、そこまでやるか(!o!)
ちなみにオリジナルでは両親役で、カイル・マクラクランとダイアン・レインが特出だ。
同時上映の、火山の燃えるような恋の短編アニメは今イチ……今サンぐらい。火山男がまるでスター・ウォーズのジャバ・ザ・ハットみたいなんだも~ん(ーー;)
それから見る前から悪評がバシバシ流れて来ていた「応援ビデオクリップ」。なんでこんなもんをくっ付けたのか不明である。実は私は件のバンドをこれで初めてまともに聞いたのであった
で、聞いて驚いたことには、その曲がまるっきりかつての80年代サウンドなのだ。特にリズム・セクションはそのまんま過去から持ってきたのかというぐらい。
今さらなんなんだ、これは(+o+)--と思ったら、なんと最近は80年代サウンドが復活して、人気なのだそうだ。えーっ、知らなかった。こりゃ驚いた(@_@;) 当時を知らない人には新鮮なのかねえ。
観客は若い女の子が多数。しかし、私の近くに座ってた娘さんはパンプスを脱いで見ていた。オヤヂか……
頭の中:7点
頭の外:6点
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