「木の器クリスマスコンサート」:目指せ!プレゼント獲得
前年はお休みだったようだが、毎年行われているクリスマスコンサート。今回は宇治川朝政、福間彩の定番メンバーに加え、ソプラノ鈴木美紀子、チェロ懸田貴嗣という4人だった。
いかにもクリスマスらしいメデタイ曲調の作品が並んだ。
声楽の方ではクレランボーの宗教歌、ラモーの「優雅なインドの国々」より。そしてテレマンのカンタータ。リコーダーの名手だったテレマンらしく、リコーダーが鈴木女史と共に歌っているような作品だった。
しかしこの曲、明るくて闊達な印象だが、歌詞はやたら厳しいですなあ(聖書の「ローマの信徒への手紙」から)。
もちろん、同じくテレマンのリコーダーソナタも演奏。宇治川氏の笛さばきが見事に冴えわたっていて、微妙な音の変化も表現していた。
懸田氏は、「チェリスト以外は知らない、いやチェリストさえも知らない」作曲家バリエールのソナタを披露した。いい作曲家なのになぜか人気がないという。
ついでに、数少ないこの作曲家のCDを出したチェリストの逸話も披露して、会場の笑いを取っていた。曲自体は親しみやすい(聞いている側からは)印象だった。
華やかな曲だと長調ばかりになってしまったので、あえて短調の曲を選んだという福間女史は、クープランのチェンバロ独奏曲だった。「うなぎ」というタイトルの曲があって、フランスにもウナギがいるんだと思ってしまった私は無知でしょうか(^^ゞ
今回一番の聞きどころは、最後にフランスのクリスマス・ノエルを組み合わせて演奏したものだった。伝統的な親しみやすい歌曲と、器楽のための変奏曲が交互に続く。宇治川氏は各種のリコーダーをとっかえひっかえ吹いていた。
鈴木女史は押しの強い完全バロックよりは、この手の落ち着いた歌曲の方が向いているように感じた。
これで完全クリスマス気分に浸れました
さて、最後はサンタが出現して恒例のプレゼント・タイム 出演者から抽選で客にプレゼントが贈られるのだ(!o!) 私と番号一つ違いで当たった人がいて、残念。いつもくじ運が悪いのよ。
そして、会場全員で「荒野の果てに」を歌って終了。チョコレートまで貰っちゃって楽しかったですう~。
ところで、リコーダーも一緒に吹いてたサンタは誰だったんでしょうか? あと客がやはりちょっと少なくて寂しかった。みんな宴会か家でケーキでも食ってたんかい(^^?)
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