「ヴェルサイユ・ピッチで奏でる華麗なフランスの室内楽」:湿気と共に伸びぬ

演奏:有田正広&千代子、武澤秀平
会場:松明堂音楽ホール
2016年2月14日
毎年早春恒例の有田夫妻の松明堂でのコンサート。今年はガンバで武澤秀平が参加である。
タイトル通り、ルイ14世の時代とその少し後ぐらいの作品をヴェルサイユ・ピッチ(A=395Hz)で演奏するという内容で、クープラン作品を3曲。他はマレとオトテール、そしてやや時代を下ってルクレールだった。
3人で演奏されたクープランのコンセールや有田夫人の独奏チェンバロ曲は雅な雰囲気だが、オトテールの組曲やルクレールのソナタとなると、しっかり華麗なる名人芸
を披露するといった世界である。
その伝で言うと、ガンバ+チェンバロでやったマレの「迷宮」については何やら奇矯な世界
か。武澤氏によると、あちこち移調する作品で聞いてる分にはそうでもないが、弾くのは大変だそう。
ということで、フランス・バロックの様々な面を垣間見せてくれたコンサートだった。
なお、この日は気温が非常に高く(ジャケットを手に持って家を出たが、結局手を通さなかった)、異様にジメジメした日(湿度80%
)だったので、チェンバロの調律に時間がかかっていた。もちろんガンバやフルートも一苦労だったもよう。なんとガンバの弓の毛が湿気で伸びちゃったとか。こんなの初めて聞いたです……((+_+))
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