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2016年2月27日 (土)

「ハンガー・ゲームFINAL: レボリューション」:仏の顔も三作まで

監督:フランシス・ローレンス
出演:ジェニファー・ローレンス
米国2015年

ここまできたからには、最後まで見ねばならぬ--的な義務感にかられて見た最終作。三部作のはずが前後篇に分かれて結局に四部作に、というのもよくありそうな話ですわな。まお、過去の感想はこちらを見るがよろし「1」と「2」「3」

遂に反乱軍が総決起、帝国に攻撃をかけるのであった--というのもどこかで聞いたような話だが、気にしない(^O^)b
となれば、ヒロインの派手な一騎打ちが見られるかと期待していたが、やっぱりアクション場面自体少なく、後半に至ってようやく出てきたと思ったら、あまりメリハリなく終了してしまった。そもそもストーリー的にも、見てスッキリと割り切れるようなものではないから仕方ないのかもしれないけど。

終盤でのヒロインの意表を突く行動、そして結末を見ると、第1作に感じられた「大人社会への不信」が濃厚に打ち出されているように思える。ヒロインはそれに背を向ける道を選んだわけだ。

で、その「大人」の代表がフィリップ・シーモア・ホフマン演じるプルタークで、彼はゲームメーカーこと陰の黒幕として存在するはずだったようだ。つまり、この巨大ゲームで最後まで残るのは彼だったのだろう。ただ、肝心のホフマンが亡くなってしまったもんだから、CGで出演場面を合成するわけにもいかず、何やらテーマが曖昧なまま終了しまったように思えた。(ヘイミッチにそれを語らせているが、言葉だけである)

最後まで見ても、やはりジェニファー・ローレンスありきの映画だったことは否めず。日米でのあまりにもの人気の差(米国では大ヒット、というかヒットしなかったのは日本だけか?)に驚いちゃう。どうしてあちらではそんなに人気あるのか分からん

もっともJ・ローレンスのファンなら見て損はないだろう。
同じ「闘う(若き)ヒロイン」といっても『スター・ウォーズえぴ7』とは大違い。小学生と高校生の差ぐらいある。


大人の事情度:7点
若者の犯行度:6点

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