「チェンバロのひみつ」:埼玉の闇は深まる
チェンバロ・レクチャーコンサート 5 「通奏低音ってなんだろう!?」編
演奏:上尾直毅、荒木優子
会場:松明堂音楽ホール
2016年3月12日
このレクチャーコンサートのシリーズは5回目ということだったが、夫婦共演で通奏低音について教えて貰えるというので、これは是非行ってみなくてはと思ったのである。
まずコレッリのソナタのさわりを弾いて、上尾氏のレクチャー開始。楽器についてという超基本的な部分から、バッハのソナタもまじえて、通奏低音の細かいところまで詳しく説明があった。
プロで楽譜通りに弾く人はいない、必ず装飾音を付けるとか、バッハのソナタBWV1021は、右手の部分を弟子や息子に作らせたらしいとか、コレッリ自身のヴァージョンの装飾は速い曲には付けてない、大変過ぎて弾けないからなどなど。
「通奏低音」という日本語の用語は服部幸三が訳した、というのは知らなかったぞ
レクチャーの中身が大層濃いものだったので、演奏自体はコレッリ1曲、バッハ2曲だった。アンコールはルクレールだった。
上尾氏が話しているのを聞いたのは初めて(^^?)のような気がする。思えば、荒木女史のヴァイオリンも完全に単独で聞いたのは初めてか。結構、重くも鋭い音で弾く人だったんだなあと、外見との差が意外に感じた。
さて、ここで一つ問題だったのはど真ん中最前列に座っていた母娘なんであるが、小学生ぐらいの女の子が飽きたらしくてお絵かきをずーっとやっていたのだ。いや、ほとんど最初からやってて、途中から母親に絵手紙みたいのを書いては何かささやきながら母親に渡し、また母親が返事を書くんだよねえ(^_^メ)
言っておくが、最前列のど真ん中である。
思えば、同じく埼玉某所のコンサートでも、やはり最前列に座った女の子が母親の隣でお絵かきを始めたことがあった。いくら文化果つる地埼玉とはいえ、そんな母娘が何組もいるとは思えないので、同一人物なのだろう。
何考えてるんだろう? あきれたもんである(ーー゛)
折しも少し前にこの松明堂ホールが閉館するというニュースが流れたばかり。埼玉の野蛮度はますます大きくなるばかりのようだ。
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