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2016年5月22日 (日)

「フランソワ・クープラン」:リュリと呼べばコレッリと答えるクープランの曲の嬉しさよ

160522
「クラヴサン奏法」出版300年に寄せて
演奏:アンサンブル・レ・フィギュール
会場:近江楽堂
2016年5月12日

ソプラノ高橋美千子と4人の器楽奏者によるアンサンブルのコンサートがあった。一日二回公演だったが、私は夜の方に行った。前回の公演の感想は→こちら(この時はグループ名まだ付いてなかった?)
今回はタイトル通りクープランの曲が中心で、合間にランベール、リュリの作品が演奏されるという構成だ。

エール・ド・クール、モテ、独奏曲、そしてヴァイオリン、フルートの入ったコンセール、あるいは「リュリ讃」……と、クープランの多様な側面が、調性ごとに分けて描かれる。
高橋美千子は劇的な世俗曲と宗教曲をきっちりと歌い分けていた。器楽の方は奏者の皆さん、若手とはいえ既に風格のある演奏。今後も楽しみである。

リュリは短い作品一曲だけだったけど、「リュリ讃」が数曲あったからいいよね(^^) 後者は短い朗読の部分も高橋女史の本場仕込みの華麗なるフランス語の響きで聞かせてくれた。

ランベールは数日前のLFJのレ・パラダンでも聞いた定番歌曲だったが、高橋女史の歌唱は素晴らしいものであった。ランベール、好きですと言いたい。

大変満足できたコンサートだった。皆さんパリ在住とのことだが、またぜひ次回もやっていただきたい。
客層は普段のマイナー古楽系と違って、高そうなブランドのバッグを持っているような若い女性が多かった。そもそも女性比率が多い。どういう筋の方々かしらん(^^?)

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