「室内楽の夕べ 18世紀イタリアとフランスの音楽」:近江楽堂に怪奇現象発生?!

恒例「木の器」主催のコンサート。今回はチェロ(&ガンバ)の武澤秀平がゲストである。
サブタイトル通り、前半イタリア後半フランスの18世紀の曲を演奏するという趣向だった。
18世紀と銘打っているだけあって、ケッレーリのトリオソナタは穏健、ロッティは明快な印象と、既に半分古典派に足を突っ込んでいるようだった。
それに引きずられてか、1663年生まれのヤッキーニのチェロと通底のソナタまでもが、古典派っぽく聞こえてしまった(^o^;)
一方、チェンバロ独奏でD・スカルラッティのソナタを2曲、福間彩が弾いた。87番は夢見るようなきらめき、対称的に113番は極めて技巧的だったが、いずれも奏者の性格(?)を反映してか生真面目さを表出していると思った。
フランス組のボワモルティエとフィリドールについては、リコーダーが入った演奏としては定番だろう。
後者の組曲が演奏されている時になぜか部分的にリコーダーが二重奏に聞こえる部分があった(!o!) まるでエコーのように朦朧と聞こえるその音に、まさか宇治川氏、穴を押さえるのを巧みに捜査して2つの音を出しているのか
(そういや、2本のリコーダーを同時に吹いた人もいましたな)、それとも若くして夭折したリコーダー吹きが、あきらめきれずに夜な夜な近江楽堂に出没しては「もっと笛を吹きた~い」と勝手にアンサンブルに加わっているのであろうか(>O<)ゾ~ッ
この謎の「怪奇現象」は後になって陰から(ただしタテ笛じゃなくてフルート)奏者が特別参加していた、と種明かしされで一件落着となったのだった。
珍しかったのはL・deケ=デルヴロワという作曲家。初めて名前聞きました!……といってもかなり覚えにくい名前だけど。M・マレの弟子だそうな。
このガンバの組曲が師匠譲りというか、なかなかに味わいのある渋い作風だった。
最後のJ・モレルという人の組曲はどこかで聞いたような気がするのだが……思い出せぬよ(ーー;)
全体としては、個人的な趣味で古典派寄りのイタリア組よりフランス組の方に軍配を上げたいぞ![]()
アンコールはボワモルティエを2曲。
この日も客は多いとは言えなかった。次回はクリスマス・コンサートなので(またプレゼント抽選ありかしらん(^^?))皆様ぜひご来場を。目指せ
近江楽堂満杯。
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