「トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団」:超速バッハ
会場:東京オペラシティ コンサートホール
2016年10月3日
振り返れば数年前、コープマンとABOが来日するというので、私としては珍しく別のコンサートの会場で前売りしていたチケットを購入したのであった。
が、なんと招聘元が破産したとかでキャンセルとなり、チケぴなどで買っていたら払い戻しになったのに直接購入だと払い戻しなし、ということで丸損になってしまった。
そんなことも今ではいい思い出である(^<^)……わけがな~い
で、今回は無事に来日。誠にメデタイ
オール・バッハ・プログラムということで、管弦楽組曲、ブランデンからそれぞれ2曲ずつ。そしてカンタータからのシンフォニアも2曲であった。
全体の印象としてはテンポが速く、キビキビと進んでいく。比喩ではなく、本当に測ったらスタンダードな演奏より相当に時間が短かったと思う。トランペットは穴開きのものだったが、もし穴なしのナチュラル・トランペットだったら、例えメンバーにトランペットの魔術師マドゥフ氏がいたとしてもあんなに早くは進行できなかっただろう。
そのためか、時折音がヨレヨレフラフラする所があった。最初、私の耳が老化したのかと思ったが、後でネットを眺めたら同じようなことを書いていて人がいたので耳のせいではなかったようだ。
とはいえ躍動感あり、バッハの定番すぎる曲を改めて新鮮に聞かせてくれた一夜であった。
アンコールは管弦楽組曲より3番の有名な「アリア」と4番最終楽章だった。いずれもコープマンが手を下げ終わるまで客席はシーンとして、フライング拍手など一切なかった。気分良し
カーテンコールの拍手は鳴りやまず、一旦引っ込んだメンバーがまた出てきたほどだ。
コープマンはメンバー全員と握手して回っていた。こういうのをやるのはイタリア系ばかりだと思ってたら違うのね……。
オルガンコンサートの時と同様、やはり彼はピョコピョコとお辞儀をし、サイン会でも頑張っていたですよ(^O^)
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