なんとか2016年を振り返ってみたぞ
★古楽コンサート部門
*シギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンド「マタイ受難曲」
これまで聞いたことも見たこともない「マタイ」であった。孫(?)ぐらいの若い奏者を多く起用しているのも驚いた。それにしても、1000人近い聴衆および共演者を待たせて悠然とガンバの調弦をするなんてできるのは、シギス親爺ぐらいなもんだろう。北は北海道、南は沖縄まで全国津々浦々巡回してほしかった。
*「室内楽の夕べ バッハとテレマン」(木の器)
地道ながら、着実な活動を続けている。
*「ヴェネツィアの休日」(ベルリン古楽アカデミー)
リー・サンタナの意外な活躍にも注目。
*フライブルク・バロック・オーケストラ
素晴らしいの一言。久々に心から「聞けてヨカッタ(^◇^)」と思えたコンサートだった。
*大貫妙子「Symphonic Concert 2016」
フルオーケストラと共演という、相変わらずの「攻め」の姿勢に感服しましたm(__)m
★録音部門
◆古楽系
*「マラン・マレ1689」(パオロ・パンドルフォ)
*「バッハとライバルたち」(バッハ・プレイヤーズ)
ライプツィヒの音楽監督のオーディションにおける提出作品聴き比べ、という企画の勝利みたいなテレマン、グラウプナー、バッハのカンタータ集。
*”A Breath Of New Life”(Saskia Coolen他)
よく分からないけど買ったら当たりだったリコーダー・アンサンブル集。ジャケットのデザインも変わっている。
◆ロック・ポップス系
*"Dig In Deep" (ボニー・レイット)
さすがに歌声は衰えた印象だが、ソングライティング、アレンジ、演奏、どれも近年にない出来。聞きほれちゃう。でも。これって国内盤出てないのか(?_?) なんてこったい
*"Colvin & Earle"
二人ともベテランだが、その音楽は瑞々しい。
*「ザ・ゲッタウェイ」 (レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
*「ア・ムーン・シェイプト・プール」(レディオヘッド)
レッチリもレディオヘッドもこれまでとは違う作風で戸惑ったが、聞きこむとやはり完成度は高い。
★本
*「転落の街」(マイクル・コナリー)
*「ランド」1~3巻(山下和美)
確実に現在の不穏な社会状況を反映している。早く続きが読みたーい\(-o-)/
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