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2017年1月29日 (日)

「インフェルノ」:地獄に仏か、はたまたラングドンか

170129
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス
米国2016年

このシリーズ、原作は読んでいないけど映画の方は『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』と、ちゃんと見ていたのであった。

その度に「トンデモ」と感想書いているのだが、すっかり忘れてまた見に行ってしまう私は学習能力ゼロと言われても仕方ないであろう。
もちろん今作も間違いなくトンデモであったよ(@∀@)

色んなアクシデントが起こって、あまりにテンポが速く、様々な人物が出現しては消えてチャカチャカと進む(しかし、その割にラブシーンは長くてかったるい)。一応事件の説明はあったかもしれないのだが、よく分からない。単にこちらが理解できてないだけか。

そもそもウィルスばらまき騒動をたくらむ富豪の意図がよくわからん。人口減らしてどうするの? そんなことやったら社会のインフラが消滅して一気に原始時代に逆戻りではないか。
あと、WHOがまるで世界の保健衛生を守るためには先頭も辞さずみたいな武闘派組織になっているのには笑った。
そのWHOのアフリカ系職員の立場が不明。なんか別の組織に属してたっけ?
富豪の依頼を引き受ける企業(組織?)のインド系のボスは、大勢の部下がいるのになんで一人で現れるの?

主人公ラングドンは「宗教象徴学」の教授としてイタリア史についてウンチクを語るが、ほとんどイタリア語が理解できないというのはいかがなものか。幾らなんでもラテン語はできるんだろうがな。
ダンテのデスマスクを素手でひっつかんで持ち逃げ--って、あれはイタリアの国宝級のものではないのか? イタリア人、怒るんじゃないの。
まあ、どうでもいいことばかりですが)^o^(

かくなる上は、ラングドン教授にはぜひ日本に来て三種の神器を持って暴れて欲しいもんである。なに(^^?)日本ではキリスト教ネタがないって?
いや、青森にキリストの墓があるではないか しかし、そうなると頭にすぐ浮かんでしまうのは「みなでぱらいそさいくだ」という諸星大二郎の「稗田礼二郎シリーズ」の名場面なのであった……。
彼が日本で活躍する余地はなさそうである。


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