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2017年2月18日 (土)

「愛のかけら」:バレンタインにカンタータの贈り物

170218
演奏:アンサンブル・レ・フィギュール
会場:近江楽堂
2017年2月14日

パリ在住の若手日本人演奏家4人によるグループの公演。これで3回目である。過去の感想はこちらこちら

過去の2回はソプラノの高橋美千子と共演だったが、今回は本場フランスの若手のカウンターテナー、ポール=アントワーヌ・ベノス・ディアンが登場である。
声質はどちらかというと、あまりキンキンしてなくて女声のコントラルトっぽい印象を受けた。

カンタータは前半がN・ベルニエという作曲家で後半がクレランボーを取り上げた。どちらも内容は神話を元にしている。
それぞれ冒頭に器楽曲とエール・ド・クールも演奏された。

クレランボーについては、以前の公演ではオルフェウスの物語を素材にしていたが、今回の「ピュラモスとティスベ」は題名を聞けば分かるように、「夏の夜の夢」に登場する職人たちの劇中劇と同じ話である。

ガンバ(原澄子)が極めて写実的(ライオンに襲われるところとか)な音を出すところが面白かった。また、榎田摩耶のヴァイオリンが強力な磁場を発するような演奏で、日本人でこんな剛腕なタイプの人は珍しいなと思った。

この冒頭にはクープランのチェンバロ独奏曲(こちらは細くてヒョロ~っと背が高いところがが日本人離れしている曾田賢寿)から、スーッとガンバが入ってランベールの曲が始まり、近江楽堂の響きが神秘的なイメージを醸し出す。
さらにフルートの石橋輝樹が横から現われ、榎田女史は客席の背後から演奏するなど工夫が凝らされていた。
楽譜台から楽譜が落下というアクシデントがあったけど気にしない(^o^)丿
フランス趣味の精髄にひたれたひと時であったよnotes

この日もまた、通常の古楽系演奏会と違って若くてオシャレな女性の客が多かった。ちなみに私はヤボなオバハンであーる<`ヘ´>(宣言してどうするpunch
次回の公演も楽しみにしております。

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