バッハ・コレギウム・ジャパン第121回定期演奏会:ルターの流れは絶えずして

教会カンタータ全曲シリーズ71
会場:東京オペラシティ コンサートホール
2017年3月11日
今回は宗教改革500周年記念と連動したルター500プロジェクトの3回目。
前半ではルターからバッハへの流れを辿る--ということで、同じコラール「平安と喜びをもって、私は逝こう」に基づいた曲が、ヴァルター→プレトリウス→シュッツと演奏され、最後はバッハの同名カンタータBWV125となった。バロック声楽曲の発展史をたどっているようでもある。
冒頭合唱からして複雑なアレンジでフルートとオーボエが絡み合う。その次のアルトのアリアでは二本の管がやはりかけ合う背後でチェロとコントラバスのド低音がゴンゴンゴンと響き続ける。ダミアン・ギヨンの歌とあいまって、三者がそれぞれに強烈な磁場を放っているようだった。
テノール櫻田亮とバスのD・ヴェルナーがフーガ風に追いかけあって歌う二重唱アリアも聞きごたえあった。
後半のBWV33でもギヨン氏活躍。続くBWV1は受胎告知の祝日用ということで、コルノが2本入ってそこにオーボエ・ダ・カッチャも加わり祝祭的な雰囲気を盛り上げた。
全体的にはヴェルナー氏が出番も多く活躍してたかなー。なお、同じバスパートで彼の隣に加来徹がいて、部分的にソロで歌う場面があったが、身体の幅がヴェルナーと比べて二分の一ぐらいなのはちょっと笑ってしまった。
会場で調布音楽祭のチケットを売っていたので、つい買ってしまったですよ。
ところで、プログラムの後ろの方にギヨン氏のインタヴューが載っていて、「日本でのコンサート後のサイン会はシュールなひとときですね」とあるのだが……公演後のサイン会って日本しかやらないの(?_?)
| 固定リンク | 0










コメント